ニュージーランドの結婚式

ニュージーランドの結婚式 IMMIGRATION

ビーチ、ガーデン、山頂など、屋外で行われることが多いニュージーランドの結婚式。
セレブラントがいればどこでも結婚式が成立するため、場所、スタイル、誓いの言葉まで自由に選べるのが特徴だ。

ニュージーランドで結婚するには

ニュージーランドで結婚するためにはセレモニー(式)、セレブラント、結婚許可証(marriage licence)、証人(2名)が必要。セレモニーはアレンジ自由なパーソナライズ式と、自宅や公園などで簡易的に行うレジストリー式の2種類。レジストリー式が可能なのは平日(月~金曜、祝日は不可)のビジネスアワー(9:00~17:00)のみ、参列人数は10名までなので注意しよう。

結婚手続きは、次の流れで進む。
①挙式スタイル(パーソナライズ式またはレジストリー式)を選ぶ
②セレブラントを決める
③結婚許可証を申請する(挙式の3営業日前まで、申請料$158、取得後の有効期間は3カ月間)
④証人を2名選ぶ(式の内容を理解できれば年齢制限なし)
⑤挙式を行い、セレブラントから「婚姻届の写し(copy of particulars of marriage)」を受け取る。婚姻届はセレブラントが政府へ提出する。 

なお、婚姻届けの写しは結婚証明書(marriage certificate)とは別物。結婚証明書が必要なら別途オーダー(費用$35)すること。

レジストリー式を選んだ場合、セレモニーの際の誓いの言葉は予め決められている。自由に選びたいならパーソナライズ式にしよう。セレブラントに支払う費用はレジストリー式の場合、一律$175。パーソナライズ式はセレモニーの内容によって異なるのでセレブラントと相談を。

結婚後の姓は、①もともとの姓をそのまま使う、②夫、妻、またはパートナーの姓を名乗る、③両方の姓をハイフンでつなぐ、またはスペースを開けて並べる、の3つから選択できる。通常は特別な手続き不要で新しい姓を使用できるが、希望すれば法的に姓を変えることも可能。

国際結婚の手続き

ニュージーランド人と日本人が国際結婚をする場合、「ニュージーランドで先に手続きする」「日本で先に手続きをする」の2通りある。前者の場合は右記の通りの手順でOK。ニュージーランドで婚姻後、婚姻成立日から3カ月以内に日本国大使館か領事館に婚姻届けを提出すれば、日本の戸籍にも反映される。その際、結婚証明書の原本および同和訳分、配偶者の国籍を証明する書類(パスポートなど)および同和訳分も必要。

日英バイリンガルのセレブラント
クレイグさんにインタビュー

セレブラントになったのは2016年。セミリタイアしてパートタイムの仕事として始めました。私が司式を務める結婚式は宗教色のないもので、そのほとんどが屋外で行われます。特にヘリコプターでの結婚式を多く手がけており、その場には新郎新婦、カメラマン、パイロット、そして私だけという構成になります。その場合、法的な結婚式であれば、パイロットとカメラマンが2人の証人となります。

私は日本語での挙式にも対応しています。例えばキウィと日本人のカップルで、双方の親族が参列する式だったら、セレモニーの半分は英語、半分は日本語で進行します。最近は何組か同性婚のセレモニーも行いました。
アオテアロアの魅力は豊かな大自然なので、結婚式は絶景の場所で挙げることをおすすめします!私たちはよくヘリコプターでクイーンズタウン、ワナカ、フィヨルドランド国立公園周辺のロケーションへ向かい、挙式していますよ。

実録インタビュー
ニュージーランドで迎えた結婚、
そして新しい家族の誕生

Q
お二人の出会いと、ニュージーランドで結婚しようと思った理由を教えてください。
A

私たちはSNSを通じて知り合いました。二人ともニュージーランドで生活していたため、結婚も自然な流れでこちらで迎えることになりました。

Q
結婚式はどのようなスタイルで行いましたか?
A

私たちはもともと盛大に結婚式をする予定はありませんでした。結婚登録の日には主人の家族だけを招き、自宅にセレブラント(Celebrant)に来てもらって誓いを交わしました。とてもアットホームで温かい雰囲気の中で結婚の節目を迎えることができました。

その後、友人や親戚を招いて郊外のレストランでランチパーティーを開き、お祝いをしました。
印象に残っているのは、自宅で家族に囲まれながら誓いを交わしたことです。形式にとらわない自分たちらしい結婚の形を選べたことが、とても良い思い出になりました。

Q
お子さんが生まれてから、印象に残っていることはありますか?
A

出産後は、家族みんなで新しい命の誕生を喜び、支えてくれる温かさがとても嬉しかったです。主人の家族が香港出身ということもあり、中国や香港の文化に触れる機会もありました。
中でも、赤く染めたゆで卵と生姜を配る「100日祝い」の風習は印象に残っています。

※100日祝い:赤く染めたゆで卵と生姜を配る伝統。生命力、繁栄を象徴し、周囲に赤ちゃんの誕生を知らせて 幸運を分かち合うための縁起物とされている。

Q
ニュージーランドでの妊娠・出産で印象に残っていることを教えてください。
A

ニュージーランドでの妊娠・出産でまず驚いたのは、妊娠中に自分で担当の助産師(Midwife)を選び、その助産師さんが妊娠中のケアから出産まで継続してサポートしてくれることです。また、出産後も数週間にわたって自宅を訪問してくれるなど母体の回復や育児についてもサポートがあり、とても心強かったです。

私は自宅から一番近い病院で出産しました。自宅やバーシングユニット(Birthing Unit)など、自分に合った場所を選ぶことができます。

特に印象に残っているのは、出産後の流れです。出産からわずか2時間後には自宅近くのバーシングユニットへ移動しました。日本では出産後に数日間入院するのが一般的なので、「こんなに早く移動するの?」ととても驚いたことを覚えています。

※バーシングユニット(Birthing Unit):主に医療リスクの低い妊婦を対象とした出産・産後ケア施設。助産師のサポートのもと、自然分娩や産後の休養を行うことができる。

Q
ニュージーランドで子育てをする魅力を教えてください。
A

ニュージーランドで家族を築く魅力の一つは、子育てと仕事のバランスを取りやすいことだと思います。子どもの体調不良などに合わせて休みを取りやすく、家族との時間を大切にする考え方が社会に根付いていると感じます。

また、風邪などで体調を崩した際に、子どものGP受診費用の負担が少ないことも、子育てをする上で大きな安心につながっています。

さらに、多文化社会の中で、子どもがさまざまな価値観や文化に触れながら成長できる環境も魅力だと感じています。

Marcusさん、Chiharuさん、智輝くん
Q
これからニュージーランドで結婚・出産を迎える方へメッセージをお願いします。
A

ニュージーランドでの結婚や出産は、日本とは異なる部分も多く、最初は戸惑うこともあるかもしれません。自分たちらしいスタイルを大切にしながら人生の節目を迎えられるのは、ニュージーランドならではの魅力だと思います。妊娠・出産では、自分に合った助産師や出産場所を選び、家族の温かいサポートを受けながら子育てを始められる環境があります。

不安なこともあると思いますが、一人で抱え込まず周りのサポートを活用しながら、自分たちらしい家族の形を築いていってほしいと思います。

chiharuさんと愛犬

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