オークランドの2つの公園が国内最高の賞を受賞
2026年の公園賞「Recreation Aotearoa Parks Awards」にて、オークランド東部にある2つの公園が最高賞を受賞した。グレンイネスのイーストビュー・リザーブ(Eastview Reserve)はCommunity Park of the Year awardを受賞。かつて主に排水地として使われていた場所が、遊具や自転車トラック、屋外フィットネス器具を備えた公園へと刷新された。地元マオリ族の協力のもと、地域の歴史やオマル川とのつながりを表現した芸術作品が各所に配置され、文化的・生態学的な価値を取り入れた空間となった。フラットブッシュのバリー・カーティス・パーク(Barry Curtis Park)はPlayspace of the Year awardを受賞。湿地帯とオタラ川の環境を中心に設計されており、伝統的な見張り塔を模した大型遊具が設置されている。資材選びで二酸化炭素排出量の計測や廃棄物削減を行うなど、持続可能性を意識した設計が高く評価された。

オークランド中西部で水道供給強化の大規模工事が完了
オークランドの水道局「Watercare」は、マウント・アルバート(Mt Albert)貯水池への新しい主要接続工事を完了した。これにより、マウント・アルバート、オワイラカ(Ōwairaka)、ウェズリー(Wesley)地区の水道の安全性とネットワークの回復力が向上し、成長が続くオークランド中西部の需要に対応できる容量が確保された。アップグレードにより、周辺地域で約4,000戸の新築住宅の供給を支える見込みだ。8月までに稼働予定の新しいブースターポンプ・ステーションは、毎秒最大200Lの水をネットワークに送り出すことができ、地域で利用可能な水量をほぼ倍増させる。今回のインフラ整備は、2025年から2034年にかけたWatercareの総額138億ドルの長期投資計画「マウント・ロスキル計画(Mt Roskill programme)」の一環であり、将来の人口増加を見据えた安定した水道供給を目指している。

飲食店の営業許可申請を一本化するデジタル拠点「Hospo Hub」を開設
カウンシルは、カフェやレストラン、フードトラックなどの飲食店事業者が、各種営業許可や申請手続きをワンストップで行える無料のオンラインサービス「Hospo Hub」を開設した。従来、飲食店の開業や運営には、食品営業登録、酒類販売ライセンス、屋外席の利用許可など、多岐にわたる複雑な手続きが必要だった。「Hospo Hub」はこれらを一箇所に集約し、行政手続きの総合窓口として機能する。事業者は「何を、いつまでに、どう進めればよいか」の明確な案内を受けられるほか、カウンシルの専門家とも直接つながることができる。今年3月の試験運用開始以来、すでに200以上の事業者が利用。市は、事業者が無駄な遅延を避け、より迅速に営業を開始できるようサポートしたいと述べている。本サービスは、新規開業だけでなく、既存店舗の買収や、すでに営業している店舗の事業変更時にも広く対応している。

4月の豪雨被災物件を対象に固定資産税の減免措置
カウンシルの計画・金融委員会(Planning and Finance Committee)は、2026年4月20日の豪雨で大きな被害を受けた物件に対し、固定資産税(Rates)を減免することを全会一致で採択した。この措置は、洪水により一時的に居住や使用が不可能となった南部郊外および南カロリ(Karori)地区の住民や企業の経済的負担を軽減し、復興を支援することを目的としている。対象物件は、豪雨災害の直接的な影響により、連続して28日以上、居住・使用・占有ができない状態になった住宅および商業物件。減免するのはウェリントン・カウンシルが徴収する地方税のみで、他の地域圏カウンシルからの請求や、汚泥最小化税、7月1日導入のTiaki Waiは減免対象外となる。適用期間は2026年4月1日から、物件の再利用が可能となる日まで(最長で2027年6月30日まで)。対象者は6月30日までにオンラインで申請を。

ウェリントン中央図書館、地域建築賞で3部門を受賞
ウェリントン中央図書館「Te Matapihi ki te Ao Nui」が、「2026年ウェリントン地域建築賞(Wellington Regional Architecture Awards)」においてヘリテージ部門(Heritage categories)、インテリア部門(Interior categories)、そしてResene Colour Awardの計3冠を達成した。また、今年5月には「NZ商業プロジェクト賞(New Zealand Commercial Project Awards)」でも最高賞を受賞している。1991年の旧館を設計したAthfield Architectsと、先住民族の文化的要素を盛り込んだTihei Limitedが共同設計を担当。マオリの自然観を中核に据え、誰もが利用しやすい包括的なコミュニティ空間として再生させた。審査員は「市民の重要なランドマークの刷新であり、建物の個性を残しつつ現代の文化的・技術的ニーズに適応させた好例」と絶賛した。今年3月の再開館以来、すでに35万人が来館し、初年度は180万人に達する見込み。

タウンホール13年ぶりの再開館を飾る記念公演が決定
ウェリントンの文化的ランドマークであるタウンホール「Te Whare Whakarauika」が大規模な修復を経て再開館し、2027年2月20日に地元出身の世界的バンド「Drax Project」率いる壮大な記念公演が開催される。タウンホールは歴史的建造物に指定されているが、2013年に閉館し、2019年から1900年代初頭の全盛期の姿を再現する世界水準の修復工事が進められていた。再開館に伴い、カウンシル・NZ交響楽団(NZSO)・ヴィクトリア大学ウェリントン校(音楽学校)の連携による「国立音楽センター」も同所に開設される。NZSOにとっては創立80周年の節目とも重なり、1947年に初演奏を行った思い出の舞台への帰郷となる。音響面も劇的に刷新され、今後は地元アーティストから海外の著名公演まで通年で多彩なイベントが開催される予定だ。チケットは2026年6月19日(金)正午より発売される。予約はTicketmasterから。

「車中泊できる車両」新基準が完全義務化へ
ニュージーランドで「自己完結型車両(self-contained vehicles)」として自由キャンプ(車中泊)を行うための新基準への移行期間が終了し、6月8日より新ルールが全面施行された。これに伴い、自由キャンプを行うすべての車両は、新基準に基づく証明書の取得と、フロントガラスへの許可カードの掲示が義務付けられる。新基準では、車内に固定式トイレが常設されていることが必須条件となり、給排水、換気、ゴミ保管の要件を満たす必要がある。条件を満たさない未認証の車両でカウンシルの土地でキャンプを行った場合、200〜600ドルの罰金が科される。未認証の車両は、設備が整った有料のキャンプ場などを利用する必要がある。クライストチャーチやバンクス半島など、キャンプ自体が禁止・制限されているエリアもあるため、当局は事前に許可エリアや公共トイレ、ゴミ処理場の位置を確認するよう呼びかけている。

ラグビー「スーパーラウンド」が予想を上回る大成功
クライストチャーチで初開催されたラグビー「スーパーラグビー・パシフィック」のスーパーラウンド(Super Rugby Pacific Super Round)が、経済面・集客面で大成功を収めた。新設された「One New Zealand Stadium(Te Kaha)」の開館記念となった本イベントは、大会史上初の完売を記録し、3日間で延べ73,187人(実数42,310人)を動員。域外からは国内他地域から約16,500人、海外から約3,900人が来場し、宿泊数は予想の34,000泊を大きく超える49,000泊以上を記録。地域への経済効果は1,310万ドルに達し、当初予測の2倍以上となる驚異的な数値を叩き出した。Sky放送でも120万人以上が視聴し、クルセイダーズ対ワラターズの開幕戦は今季最も視聴された試合となった。市は、この成功が短期的な経済効果だけでなく、都市の活力を世界に示し、長期的な投資や人材誘致につながる重要な節目になったと称賛している。

市中心部の騒音規則改定に向け市民の意見を募集
カウンシルは、市内中心部の騒音管理を最適化する地域計画の改定案「Plan Change 21」を発表し、市民からの意見公募を開始した。この改定案は、急増する中心部の居住者を過度な騒音から保護しつつ、飲食店や娯楽産業、夜間経済の発展を両立させる適切なバランスを目指している。昨年の草案段階では87%の強い支持を得ており、今回は寄せられたフィードバックを基に調整が加えられた。主な変更点は、高騒音許容エリアの拡大や、緩衝地帯の設置、防音規則の先行適用など。商業エリアなどでは夜間の騒音許容レベルを引き上げる一方、既存の住宅街周辺では、最も厳しい騒音規制を維持して住民の睡眠を守る。歓楽街と住宅街の間に騒音レベルが段階的に変化するエリアを設ける。新規の住宅建設に対し、最新の防音・換気規則を先行して法的に適用できるよう環境裁判所へ申請を行う。公募締切は2026年7月18日。

情報提供:Auckland City Council / Christchurch City Council / Wellington City Council
