前回は、南島に位置する5つの主要なワイン生産地をご紹介しましたが、この記事では北島の5つの生産地をご覧ください!
ノースランド Northland
1819年に、ニュージーランドで初めてブドウの樹が植えられたのがケリケリ。普段ノースランド産ワインを見かけることはほぼないので、ベイ・オブ・アイランズ方面に出かける際には、ぜひワイナリーでテイスティングを!
ザ・ランディング、カリカリ・エステート
オークランドから車で約3時間
オークランド Auckland
ワイヘキ島、西オークランド、マタカナ
人口約169万のNZ最大都市。20世紀初めにクロアチア移民によってワイン産業の基礎が据えられた地域で、今でも大規模ワイナリーのホームとなっている。サブリージョン毎に特徴が異なるが、ボルドーブレンド、シラー、シャルドネが多く栽培されている。
ヴィラ・マリア、クメウ・リヴァー、デスティニー・ベイ
リゾートとしても人気なワイヘキ島へは、オークランドからフェリーで約40分
ホークス・ベイ Hawke’s Bay
コースタルエリア、ヒルサイド、アーユルヴェイユ・プレインズ、リバーバレイズ、セントラル・ホークスベイ
2番目に大きな生産地。温暖な気候と豊富な日照を得られることが、ぶどう栽培に適していて、国内のメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーの大半を生産している。
「ギムレット・グラヴェルズ」という黒ブドウの栽培において特に評価の高い区画があり、 ボトルに「Gimblett Gravels」と表示があれば一つの指標に!
白ワインではふくよかなスタイルのシャルドネやソーヴィニヨン・ブランを造っている。
クラギー・レンジ、テ・マタ
オークランド空港からネイピア空港まで約1時間
ギズボーン Gisborne
オーモンド、パトゥタヒ、マヌトゥケ
キャプテン・クックが最初に上陸した場所。最東端で、国内で一番に日が昇り、日照時間が長く、気温も高い。シャルドネの生産量と評価が高い。
ミルトン・ヴィンヤーズ&ワイナリー、マタウェロ
オークランド空港から約1時間
ワイララパ Wairarapa
マスタートン、グラッドストーン、マーティンボロ
コンパクトながら多様性に溢れ、高評価なピノ・ノワールをはじめ高品質なワインを生産するブティックワイナリーが多数。気候がブルゴーニュと似ている小地区マーティンボロのピノ・ノワールは世界的にも名声を得ている。ソーヴィニヨン・ブランが2番目に多く生産されている品種。
アタ・ランギ、ドライ・リヴァー
ウェリントンから車で約1時間
セラードアでしか購入できないワインもあるので、訪問時は要チェック!
オリジナルの可愛いグッズがあるワイナリーも!
ワインエキスパートの理沙さんの厳選ワインをご紹介!
Ata Rangi Rose Brut 2023
アタ・ランギが初リリースしたスパークリングワイン!
プロセッコを造るのと同じ製法、タンク方式によりフルーティーさを閉じ込めたクリーミーな泡。
品種:ピノ・ノワール
産地:ワイララパ
WEB:atarangi.co.nz
Kumeu River Estate Chardonnay 2022
マイケル・ブロコヴィッチMW(NZ初のマスター・オブ・ワイン)の手掛けるワイン。
上品な樽使いとふくよかな果実味とミネラル感のバランスを、少し高めの温度で味わっていただきたい。
品種:シャルドネ
産地:オークランド
WEB:kumeuriver.co.nz
ダイヤー 理沙 さん
2001年からニュージーランド在住。
J.S.A ワインエキスパート。WSET Level3。
ワインの勉強をしつつ、お料理とのペアリングを考えたり、NZでのワイナリー勤務の経験、現地の視点を交えてNZワインの魅力やお役立ち情報を発信中。
Instagram: @luv.vin.nz
WEB: lovewinenz.blog
Email: info@lovewinenz.com