空間の有効活用の為のリノベーション(前編) ガレージにシャワーとトイレを取り付けてみた!

Renovation 職人のリノベ日記 LIFESTYLE

2025年3月秋、車はいつも外にとめているし、せっかくのガレージが物置化していて、このスペースを有効活用するために部屋に出来ないものかというご相談を受けました。

物置化したガレージ

ひと月ほど、いろいろと打ち合わせを重ねていくうちにシャワー、トイレもあったほうが賃貸に出す時や来客にも、良いのではないかと話が進み、最終的に水回り設備も含めて工事をすることが決定しました。

シャワー、トイレを新たに設置するので、水回りの設備の増設です。
この場合は、カウンシルの建築確認が必要。建築確認とは建物がニュージーランドの建築基準(Building Code)に合っているか確認するプロセスです。

まずは専門家(建築士、設計士)に申請の代行を依頼する必要があります。設計図面や構造計算などの必要な書類を準備して申請書を作成してカウンシルに提出します。

提出された申請書をカウンシルの担当者が審査し、建築基準に合っているかを確認します。この審査が通れば建築許可(Building Concent)が発行されて、工事が開始できるようになります。

図面

建築士に図面を書いてもらい4月に申請をしたところ6月初旬に認可が降りました。通常は3ヶ月、長い場合には半年以上かかる場合もあります。

今回、申請した間取りはガレージドアを外してそこを壁にしています。その壁のところにシャワーとトイレを取り付け、簡単なキッチンを設置。部屋は寝室と居間に分かれています。シャワー室の隣には、中段のロフトを作ります。材料の手配など、いろいろと準備をして、いよいよ7月に工事をスタートです。

ガレージドアを外して壁に

まず図面には、雨水などが地面と下から入ってこないようにコンクリートの土台を作るように指定されています。そのため最初に図面に沿ったサイズで型枠を作り鉄筋を組んでコンクリートを流し込みます。

コンクリートを流す前にちゃんと図面通りに鉄筋が組まれているかをカウンシルや専門の建築士の検査を受けなければなりません。カウンシルの検査官は鉄筋のサイズや寸法など図面と合っているか検査していきます。もしこの検査をしないでコンクリートを流し込んでしまうと、検査官が鉄筋などの確認が出来ないために、せっかく作った土台を壊わすよう指示される場合もあります。

今回は型枠が出来て3週間後に、この型枠のチェックがありましたが無事に検査をパスしました。この検査をパスした後に、型枠にコンクリートを流し込みました。コンクリートを流し込んだあと2日間は型枠を外さず乾かします。

ようやく土台が完成したらフレームを組んでいきます。このフレーミングにはH1.2と書かれたピンクに色付けされた材木を使います。この材木は水溶性の防腐剤を使用しているため主に屋内のフレームに使います。雨水では防腐剤が溶けて流れてしまうために、デッキなど外で使う場合は使用できません。ピンクに色付けされているのは材木の種類がいくつかあるので見分けやすくするためです。

外壁には、二つの窓を設置するために、サイズを確認してフレームを作ります。
外壁のフレーミングが出来上がると、次は内側にシャワーが入るスペースの壁などを作っていきます。ここからやっと本格的に内装工事が始まるのです。
(後編に続く)

※Building Consent
 ニュージーランドで建築工事をする際の必須許可。これないと、工事 できないはずなのでこれなしでやる業者はダメ!
※鉄筋検査の重要性
 コンクリ後は見えないため。基準外ならやり直しに。
※H1.2材とは?
 屋内用の軽度防腐材。ピンク色で識別。
 H3.2材もある!屋外の強い防腐材。茶色でデッキなどに使われる。

次回は、内装工事の内容をご紹介します。お楽しみに!

野口 栄治さん
野口 栄治 LBP 104267※

大工歴29年
小さな修理から大きな仕事までいい仕事ができるよう常に心がけてます。お気軽にご連絡ください。
Email: daiku3marimo@gmail.com
Phone: 021-070-3915

※LBP(Licensed Building Practitioner):ニュージーランド政府が認める建築士の資格制度
登録番号は公的な認証番号で、大規模な建築・リフォーム工事を行う際に必須

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