クロス・ストリートが文化的ランドマークへ
シティ・レール・リンク(CRL)のカランガハペ(Karangahape)駅そばのクロス・ストリート(Cross Street)が、新たなストリートアートによって生まれ変わった。韓国系クイアでマオリと韓国の神話を融合させたソンファン・“ボビー”・パーク(Sung Hwan ‘Bobby’ Park)氏のネオン作品や、中国のカンフー映画にインスパイアされた女性守護神を描いたマルガリータ・ボブナ(Margarita Vovna)氏の作品、金魚や牡丹をモチーフに繁栄と幸運を表現したベルスト(Berst)氏の作品など、多様な文化的背景を持つ地元アーティストらの大規模な壁画が並ぶ。このリニューアルは、カウンシルや地域ビジネス協会などが連携し、中心市街地特別税を財源に実施された。街全体で展開される新しいストリートアート巡りルートの起点にもなっており、地域経済の活性化やコミュニティの誇りを高める場として大きな期待が寄せられている。

愛犬の登録更新まもなく開始
犬の登録の更新の季節がやってきた。オークランドには132,000匹以上の犬が暮らしている。登録すると鮮やかな緑色のタグが交付され、愛犬が迷子になった際の迅速な身元確認や保護に役立つ。登録料は、保護施設の運営や事故への対応、犬の避妊・去勢手術の支援プログラムといった動物管理サービスの資金に充てられる。登録期間は6月1日から8月1日までで、登録手続きは、オンラインシステム「myAUCKLAND」から行うことができる。犬は登録後2か月以内にマイクロチップを装着する義務があり、7月からは市営の保護施設で低料金の装着サービスも提供される。8月1日を過ぎると延滞金が発生するため、期日内の登録が推奨されている。登録率約90%だった昨年の登録情報によると、最も犬の数が多かったのは南オークランドで、最も人気のある犬種はラブラドール・レトリバー、人気のある名前は「Bella」や「Luna」だった。

苗木無料配布キャンペーン:在来植物を植えよう
ポフツカワ、マヌカ、ハラケケといった在来植物を植えることは、生物多様性の回復、生態系の保護、そしてニュージーランドの独特な景観と文化遺産とのつながりを深めることにつながる。カウンシルは6月、「Plant More Natives(もっと在来植物を植えよう)」キャンペーンを実施する。期間中、地域にある対象のコミュニティ苗木園(community nurseries)にて、地域の生態系に適した在来種の苗木が1世帯につき1本、無料で配布される。また、各苗木園ではオープンデーも開催され、地元の環境専門家からアドバイスを受けたり、苗木の育て方を学んだりできるほか、自宅での植樹が地域全体の生態系復元にどうつながるかを詳しく知ることができる。自宅に1本の在来植物を植えるという小さな行動でも、地域全体で考えれば、環境の健全性を高める大きな力になる。詳細や最寄りの開催場所は、公式ウェブサイトで確認を。

2026年住民意識調査:ウェリントン市、信頼回復とインフラ最優先へ前進
カウンシルは、2月に行われた2026年住民意識調査(RMS)の結果を発表した。RMSは、住民の意見を反映し、今後の意思決定や投資に役立てるための年次調査で、プールや図書館、ゴミ収集などのサービスへの満足度に加え、イベント開催、市の意思決定、安全性、インフラ、固定資産税といった課題への取り組みについて住民の評価を募るもの。調査結果によると、多くの住民が「ウェリントンは住み、働き、遊ぶのに適した素晴らしい場所である」と回答。特に図書館や公園、プールといった最前線の公共サービスに対しては高い満足度が示された。一方で不満が残る分野もあり、市や国、世界全体が直面している課題を反映する形となった。市長のアンドリュー・リトル(Andrew Little)氏は、改善の兆しが見えることは心強いとしつつも、住民の信頼回復に向けた取り組みを継続する必要があると強調した。

無料ユースハブ「Te Tai Ohinga」が育む絆と創造性
ウェリントン中心部にある「Te Tai Ohinga」は、キリスト教青年会(The Y)とカウンシルが提携して運営する若者向けの無料ユースハブである。当初、施設内のポッドキャスト用スタジオはほとんど使われていなかったが、5人組の若手音楽グループ「Mantis Crew」がこの部屋を音楽制作に使い始めたことで、スタジオは一躍人気の空間となって予約制が導入されるまでになった。彼らはここで初のEP(ミニアルバム)を制作しただけでなく、強い絆で結ばれた。施設内には、学習スペース、キッチン、コンピュータ、感覚に敏感な人のための空間、ジェンダーニュートラルトイレなどが完備され、日常的なアクティビティも提供されている。このハブは「お金を使わず、気兼ねなく、自分たちの場所だと感じられる空間」として機能し、若者たちの主導的な創造性や、多様性を尊重し合うコミュニティの精神を育んでいる。

リサイクルゴミ箱の正しい利用方法
市は、2週間ごとに回収される黄色いフタのリサイクルゴミ箱の適切な利用を呼びかけている。強風や豪雨の際、蓋が開いてゴミが散乱するのを防ぐため、市は「ゴミ箱用クリップ」の装着を推奨している。クリップ紛失時は「SafeWaste」から購入できる。リサイクルゴミ箱で回収できるものは、段ボール、紙、プラスチック(1、2、5番のみ、フタは対象外)、缶類で、箱は潰し、袋などに入れずバラで入れ、総重量は20kg未満にするよう定められている。ソフトプラスチック(3、4、6、7番など)、一般ゴミ、ガーデンゴミは、このゴミ箱では回収できない。ゴミ箱は住所とシリアル番号で管理されており、引っ越しの際は家に残していく必要がある。また、ゴミ箱の対象外地域には毎年4月に52枚のリサイクル袋が支給される。ルール違反は回収見送りや、最大400ドルの罰金対象となる。詳細はカウンシルのウェブサイトへ。

大人向け自転車講習会への支援を拡大
燃料価格の高騰を背景に、カウンシルは、大人の自転車運転スキルを向上させるための講習会に追加資金を投入することを決定した。この講習会はポール・オドリン(Paul Odlin)氏が5年前から運営しているが、今年度の当初予算が数カ月で底をつくほど高い人気を博しており、カウンシルが新たに15,000ドルの予算を割り当てた。講習会は16歳以上で自走できる人を対象としており、全3回のシリーズ構成で段階的にスキルを学ぶ。内容は、ヘルメットの着用法やブレーキ・ギアの正しい使い方といった基礎から、交通量の多い道路での走行や複雑な交差点の安全な通過法、フックターンなどの実践的な応用スキルまで多岐にわたる。最近受講した参加者からは、受講後に自転車での通勤や交通の中での走行に対する恐怖心が消え、自信が大幅に高まったと非常に好評を博している。詳細や予約はカウンシルのウェブサイトから。

食品廃棄削減と節約を学ぶ移民コミュニティ向け講座開催
食品廃棄物の削減と節約をテーマにした、移民コミュニティ向けの新しい出張ワークショップが人気だ。これは、環境教育団体「Waste-Ed with Kate」が主催するもので、環境省とカウンシルなどの共同資金により、クライストチャーチにとどまらず、ニュージーランド各地で開催されている。これまでにサモア語の講座が好評を博したほか、中国語(北京語)、ヒンディー語の講座が予定されている。中国語講座の講師を務めるペリ・グアン(Peri Guan)氏は、英語に不安がある人でも母国語であれば親しみやすく、自身の経験を共有しやすいと語る。また、単なる翻訳にとどまらず、コミュニティの習慣や価値観といった文化的背景に配慮することで、内容がより身近になり実践しやすくなると指摘する。このワークショップは、実践的な学びを提供するだけでなく、コミュニティの結びつきを強める場としても期待されている。

障害者向けイベント情報の一元化サイトを新設
市のイベント案内サイト「What’s On Christchurch」に、障害者向けのイベントやプログラムに特化した専用ページ「What’s On Disability」が新設された。これは、ニュージーランド人の4人に1人が何らかの障害を抱えるなか、当事者やその家族、支援団体から強い要望を受けて実現したもの。これまでは様々なウェブサイトに分散していた情報が集約され、障害者向けの具体的なアクティビティを探す親や当事者にとって、利便性が大幅に向上する。推進に協力した地域団体「Aspire Canterbury」のCEOクリス・デイビス(Chris Davis)氏は、すでにコミュニティから好意的な反響を得ていると語る。このプラットフォームは、各種イベント主催者がアカウントを作成して独自の催しを直接登録できる仕組みになっており、市内の多様な文化的・芸術的機会への参加や、コミュニティのつながり、アクセシビリティの向上を後押ししている。

情報提供:Auckland City Council / Christchurch City Council / Wellington City Council
