【WEB限定】元NZ航空CAが明かす、ニュージーランド空旅テク ①外資系エアライン客室乗務員(CA)のお仕事

元NZ航空CAが明かす、ニュージーランド空旅テク LIFESTYLE

1. CAの主なお仕事

様々な場面で臨機応変な対応が求められるCAのお仕事ですが、一番大切な役割は2つあります。

  • 機内のサービス業務
  • 保安業務

機内のサービス業務

普段お客様の目に入るCAの業務は、サービス業務がメインです。サービス業務には次のような内容が含まれます。

  • お食事やお飲み物の提供
  • 機内アナウンス
  • お客様のご希望・ご質問・クレーム対応

これに加え、日本線を担当する日本語スピーカーのCAは、日本語のアナウンス、通訳業、日本のスタッフとのコミュニケーションなども業務に含まれます。

同じCAでも割り当てられる担当ポジションや持っている資格やスキル、また路線によってサービス業務の内容が異なります。機内で飲み物をサービスするCAがいる裏で、ひたすら機内のキッチン(ギャレー)で機内食を温めたり、サービスカートの準備をするCAもいます。日本線に乗務する日本語スピーカーCAのように、担当ポジションがあっても、お客様のご要望で通訳業に徹する場合もあります。その場合、他のCAに自分の担当業務を託します。このように、CAには高いコミュニケーション能力とチームワーク力が求められます。

保安業務

CAのお仕事で最も重要な業務が「保安要員として機内の安全を守る」ことです。普段はあまり保安要員としてのCAの姿を目にしないかもしれません。しかし例え事故や緊急事態がなくても、毎回のフライトで保安要員として以下のような務めを確実に遂行します。

  • 搭乗開始前の機内安全確認(備品や不審物のチェック)
  • 機体のドア操作
  • 非常用設備の案内(セイフティーデモンストレーション)
  • 離発着前の機内安全確認(シートベルト着用、荷物の収納状況など)
  • 乱気流中の機内の安全確保
  • 急病人への応急処置

安全に関わる決まりやルールはマニュアル通りに従います。そのマニュアルも機材によって、また時代によって変化しますので、その都度新しい情報を覚えていく必要があります。そのために、CAは毎年必ず保安訓練を受け、合格できない場合はいくらキャリアが長くてもCAのお仕事を続けることができなくなります。

2. CAの1日

始まりはクルー・ブリーフィングから。

CAのスケジュールは一人ひとり異なります。毎回のフライトで全く同じメンバーでフライトすることはほとんどありません。毎回違うメンバーが集まって、限られた時間・空間のなかで安全に快適な空の旅をお客様にご提供するために、フライト前のブリーフィングは欠かせません。ブリーフィングでは、メンバー紹介、フライト情報、お客様情報、新しいルールや規定、安全運行に関する質問などを短い時間に確認し合います。

機内準備

このブリーフィングが終わると、お客様の搭乗準備、搭乗開始、出発、機内業務という流れになります。到着地に着くと、そのまま機内清掃をして折り返すフライトもあれば、到着地に宿泊する場合もあります。

宿泊が伴うフライトは基本的にはフライト時間が長い勤務です。スケジュールによっては外泊が2日以上の場合もあります。滞在期間中は基本的に自由時間なため、観光をしたりお友達や家族に会ったりと、CAはそれぞれ自由に過ごします。

3. CAの仕事の魅力

CAの仕事の魅力はたくさんありますが、私の経験から3つ厳選しました。

  • たくさんの「ありがとう」
  • 毎月違うスケジュール
  • 色々な国・場所に行くことができる

たくさんの「ありがとう」

CAの仕事の魅力を一つだけあげてくださいと言われたら、迷わずこれです。飛行機の大きさや担当便の数にもよりますが、1日で数十人から数百人の単位で、お客様から「ありがとう」と言われるお仕事は他になかなかないと思います。特に何か問題があったフライトや、困っているお客様をお手伝いしたフライトなどでは、その「ありがとう」の重みがさらに増します。

お客様に「ありがとう」と言われる→次はもっとよいサービスをしたい!と思う→自分を磨く→また「ありがとう」と言われる—-

この繰り返しで自分に磨きをかけながらお客様に喜んでいただける、CAのお仕事の最大の魅力は、このようなプラスの循環が常にあることだと思います。

毎月違うスケジュール

会社員と違い出勤時間・行き先・一緒に働く同僚・休みの日などみんなバラバラで、毎月受け取るスケジュールももちろん異なります。そのため、12ヶ月があっという間に過ぎていきます。「来月はどんなスケジュールかな?」とワクワク・ドキドキしながら仕事の予定を待つことも、CAのお仕事の魅力です。

色々な国・場所に行くことができる

宿泊を伴うフライトではその国のお食事を楽しんだり観光やお買い物ができたりすることも、CAとして働く醍醐味です。滞在国にお友達や家族がいれば、例え一泊の短い滞在でも一緒にお食事を楽しむことができます。

普段自分では行かない場所も、お仕事で訪れることで新しい気づきや発見があるのも嬉しいですね。

高田あつこ
高田あつこ
外資系CA面接アドバイザー・キャリアコーチ

東京都出身。ニュージーランド航空でキャビンクルー採用面接官・チームマネージャーとして、また国際線乗務員として、合計13年のキャリアを積む。現在は、外資系エアラインのキャビンクルー志望者、外資系企業や海外就職を希望される方の、履歴書作成と面接準備をサポートするオンラインコースを運営。NZ在住歴22年、二児の母。
【Web】 https://www.atsukotakada.com/
【IG】 https://www.instagram.com/takada_atsuko/
【Youtube】 https://www.youtube.com/channel/UCn5_ZKz6nJXCpB9y0wBpfWQ

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