アクティブ・インベスター・プラス・ビザの変更について (2025年4月1日より)

ニュージーランドの法律事務所の移民アドバイザーが、 楽しく安全な海外移住のために、ビザやトラブルについてアドバイス!成功する海外生活のヒント IMMIGRATION

2025年4月1日より、アクティブ・インベスター・プラス・ビザ(投資家ビザ)の政策が新しくなりました。先月はそのバックグラウンドについてご紹介しましたが、今月は条件などについてもう少し詳しく触れていきます。投資家ビザ申請を考えている場合はもちろんですが、そうでない場合もニュージーランドがどの方向に向かっているのかが分かるいい指針となると思います。

英語の言語要件の削除

2022年に導入された英語の言語要件が撤廃されました。

新しい投資カテゴリー

4月1日より、二種類の簡素化された投資カテゴリーが導入されました。グロース(成長)カテゴリーの投資家は、3年間の投資期間で最低500万NZドルの投資額が必要です。バランスカテゴリーの投資家には、5年間の投資期間で最低1,000万NZドルの投資額が必要です。

投資範囲の拡大

バランスカテゴリーの投資範囲は、Bond(債券)と不動産投資を含むように拡大されました。不動産投資は、ニュージーランドの住宅ストックを増やす新しい住宅開発、および耐震補強などの付加価値のある新規または既存の商業または工業開発に限定されます。成長カテゴリーの投資範囲であるマネージドファンドや直接投資は、バランスカテゴリーの一部として含めることもできます。Equities(株式)とPhilanthropy(慈善活動)は、引き続き受け入れ可能な投資となります。

滞在日数要件の大幅緩和

成長カテゴリーで申請する場合、投資期間中にニュージーランドで21日間過ごす必要があります。

バランスカテゴリーで申請する場合、投資期間中にニュージーランドで105日間過ごす必要があります。ただし、追加資金を投資する場合は、ニュージーランドでの滞在日数を減らすことができます。

●総投資額が少なくとも1,100万NZドルの場合、91日間(100万NZドルプラス)

●総投資額が少なくとも1,200万NZドルの場合、77日間(200万NZドルプラス)

●総投資額が少なくとも1,300万NZドルの場合、63日間(300万NZドルプラス)

追加資金は直接投資またはマネージドファンドである必要があります。

投資カテゴリー・投資期間の変更

カテゴリーを1回のみ変更できます。両方のカテゴリーで、すべての投資は投資家ビザの内定承認日から6カ月以内に完了する必要があります。ただし、1回限りの6カ月の延長をリクエストできる場合もあります。

投資プロセスを簡素化するための変更

さらに、投資プロセスを簡素化するために、以下の変更が行われました。

●投資の上限が削除されます。

●居住ビザを取得するには、投資を全額行う必要があります。

●「オンコール投資」の導入。マネージドファンドによって「呼び出される(オンコール)」まで、マネージドファンドに投資するための資金を他の受け入れ可能な投資(債券、定期預金、上場株式、銀行口座など)に預けることができます。

また投資家の新生児も、扶養子供としての居住ビザの申請が出来ます。

これらの変更は、設定を緩和し、ハイクオリティな投資を誘致し、「アクティブ」な投資クラスへの投資を奨励する目的があります。これは投資家および業界関係者からのフィードバックを反映しており、新規投資家をニュージーランドに引き付ける幅広い投資オプションを提供するねらいです。また、投資家がニュージーランドの投資コミュニティに慣れ、将来より積極的な投資を行う自信を得ることも見据えています。


K3資産運用チームでは、ビザに関する政策に加え、K3 Accountingと連携した税務アドバイス、ニュージーランドの法律に準拠した資金保護に関するアドバイス、そしてファンドマネージャー、銀行、各分野の専門家との連携を通じて、ビザ取得後の皆様の利益を最優先に考えたサービスをご提供いたします。

移民アドバイザー Yuki Yamashita
K3 CONSULTING / ACCOUNTING / LEAGAL

Yuki Yamashita
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