ニュージーランドで学ぶ日本の学生たち

ニュージーランドで学ぶ日本の学生たち「現地企業とつながる実践的な学び」 BUSINESS

「現地企業とつながる実践的な学び」

福山大学 経済学部 国際経済学科
学生9名・引率教員2名

福山大学経済学部国際経済学科では、成績優秀な学生を対象とした海外研修「TOP10プログラム」を実施しています。本年度は2月22日~3月11日まで、2年生9名が教員の引率の下、ニュージーランドを訪問し、オークランド、ウェリントン、クライストチャーチの三都市において、企業訪問、行政機関での研修、語学研修、地域交流などに取り組みました。本研修は、現地の産業や社会と直接関わることで、学生が自らの将来や価値観について主体的に考える機会となる点に特徴があります。

オークランドでは、Zespri、三菱商事、JETROオークランド事務所を訪問しました。Zespriでは、キウイフルーツの生産・輸出を支える仕組みやブランド戦略について説明を受けました。農園では、木の高さを揃えて日光を均等に当てる工夫や、防風対策など、自然条件と向き合いながら品質を維持する取り組みが行われており、学生たちは強い関心を示していました。学生からは「教科書で学んだ内容と実際の現場が結びついて理解できた」「世界中の農家との協働によってブランドが成立している点が印象的だった」といった声が聞かれました。

三菱商事では、海外で働く意義やキャリア形成について話を伺いました。「若いうちにしかできない挑戦がある」「行動した分だけ選択肢は広がる」といった言葉は学生に強い印象を残し、「海外で働くことが現実的な目標として見えてきた」といった声も聞かれました。

オークランド企業研修 Zespri
オークランド企業研修 Zespri
オークランド企業研修 三菱商事
三菱商事

また、JETROではニュージーランドの経済状況や産業構造について説明を受け、学生からは「現地で見た企業活動が経済全体の流れと結びついて理解できた」といった声がありました。

ウェリントンでは、第一次産業省(MPI)を訪問し、乳製品輸出を中心とした国家経済の構造や貿易政策について学びました。学生からは「ニュージーランドにとって一次産業が国の根幹であることを実感した」「企業活動と政策が結びついて理解できた」といった感想が多く聞かれ、産業構造への理解が深まりました。

オークランド企業研修 ジェトロ(日本貿易振興機構)
ジェトロ(日本貿易振興機構)
ウェリントン第一次産業省(MPI)訪問
ウェリントン第一次産業省(MPI)訪問

クライストチャーチでは、リンカーン大学にて語学研修を行いました。研修初日は英語の速さに戸惑う様子も見られましたが、日を追うごとに変化が現れました。「完璧でなくても伝えようとすることで会話が成立することを実感した」「英語が“勉強”から“使うための道具”へと変わった」といった声が聞かれました。

また、ホームステイを通じて現地の生活文化にも触れ、「家族との日常会話が最も良い英語の練習になった」「異文化の中で自分の考えを伝える難しさと面白さを感じた」といった学びが得られました。

福山市の象徴である「バラ」をテーマに現地団体と交流
福山市の象徴である「バラ」をテーマに現地団体と交流

さらに、Japan Fiestaでは福山デニムを活用したワークショップを行い、来場者に対して英語で説明を行いました。「自分の言葉で地域の魅力を伝えることができた」「海外の人に興味を持ってもらえたことが自信につながった」といった声があり、地域資源を通じた交流の意義を実感する機会となりました。

本研修を通じて、学生たちは英語力の向上に加え、異文化理解や主体的に行動する力、将来を考える視点を大きく伸ばしました。現地での実践的な学びは、今後の進路を考える重要な契機となっています。
本プログラムは多くの関係者のご協力によって成り立っており、深く感謝申し上げます。

文責:福山大学経済学部国際経済学科講師 鈴木 伸

リンカーン大学にて語学研修
リンカーン大学にて語学研修
Japan Fiestaでのワークショップ
Japan Fiestaでのワークショップ

「大学・企業訪問を通じて広がる進路の視野」

2026年3月 栃木県立佐野高等学校
生徒28名・引率教員2名

栃木県立佐野高等学校の生徒28名が、ニュージーランドでの研修に参加しました。
企業訪問では、東京フードおよびジャパンマートを見学。グループ会社の説明を受けた後、倉庫ではマイナス40度の冷凍庫も体験し、普段目にすることのない現場に触れる貴重な機会となりました。
生徒たちは、物流の仕組みや海外での日本食流通について理解を深め、それぞれに多くの気づきと学びを得た様子でした。

また、ホームステイでは、ほとんどの生徒が「フレンドリーで優しかった」とホストファミリーについて話しており、週末にはPacifica Festivalに一緒に出かけるなど、現地の文化に触れる機会も多くありました。滞在先の多くがTe Atatū Peninsulaエリアで、静かで穏やかな住宅街の中、散歩をするとすぐに海やマングローブが広がる自然豊かな環境も印象的だったようです。
さらに訪問したオークランド大学では、国際色豊かで開かれた雰囲気に触れ、「都市の中にありながら自由で洗練されたキャンパス」という印象を受けたという声も聞かれました。

東京フード本社前にて
東京フード本社前にて
倉庫内で説明を聞く生徒達 / オークランド大学にて
倉庫内で説明を聞く生徒達 / オークランド大学にて
タイトルとURLをコピーしました