【オタゴ地方の鳥インフルエンザ続報:ウイルス根絶、全ての規制が解除】

第一次産業省(MPI)は、2024年12月にオタゴの卵養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザ(HPAI H7N6型)の根絶に成功し、移動制限を解除したと発表した。

発見直後に農場の移動を厳格に制限し、5農場・36群にわたり5,600件以上の検査を実施していた。感染は、発見されたヒルグローブ養鶏場(Mainland Poultry’s Hillgrove site)のみで確認され、鶏や卵、敷料などを処分後、徹底的な消毒作業が行われていた。

感染源は野鳥から低病原性ウイルス(LPAI)を受けた鶏の体内で変異したと推定されており、国内初の事例だった。今回の対応から、世界的に懸念されているH5N1型が国内で蔓延した場合の備えにも役立つと考えられている。

すでに貿易回復も進み、すでに約3億ドル規模の家禽製品取引が再開されている。

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