海外で暮らしている人が楽しみなのが、日本への一時帰国。
特にニュージーランド生活が長くなるとやるべきこと・やりたいことがありすぎて、「結局あれもこれもやれなかった」……なんてことになりがち。
そこで今回は在住者の声からまとめた「一時帰国でやるべきこと」をご紹介。
限られた日数をフル活用して、大満足な一時帰国をしよう。
わかっているけど、難しい!季節が真逆の服装対策も忘れずに!
帰国前の準備
半年~数カ月前から準備しよう
まずは一時帰国の日程を決め、航空券の手配をしよう。日本の夏休みや年末年始は混雑し、運賃も上がるので、できれば半年前くらいには予約を入れておきたい。
次に滞在先の確保を。実家に滞在できるなら経済的で手間要らずだが、家族の了解を得て、日程を伝えるのを忘れずに。短期ならウイークリーマンションなどに滞在するのもひとつの手。
日本でのインターネット環境は?
一時帰国中でも不可欠なのがインターネット環境。家族や友人への連絡、地図検索等々、インターネットにつながらないとかなり不便だ。Wi-Fiルーター、SIMカード、eSIMなど、滞在期間や目的に応じて選択しよう。
繁忙期はレンタルWi-Fiルーターの在庫が少なくなることもあるので、帰国日程が決まったら早めに予約しておくのがおすすめ。受け取り・返却方法や万一に備えて延長できるかも確認しておこう。以下に主なWi-Fiルーターのレンタルサービスと特徴をまとめたので参考にしてほしい。
主なWi-Fiルーターのレンタルサービスと特徴
◆ WiFiレンタルどっとこむ
料金:1日約496円~、30泊31日無制限で約7,430円~
特徴:宅配・コンビニ・空港などで受取可能。当日発送対応もあり、急な帰国でも安心。
おすすめ利用者:1か月程度滞在する人、コスパ重視の人
https://www.wifi-rental.com/
◆ NINJA WiFi
料金:無制限プラン 440円/日~(1GB/日~10GB/日まで選択可能)
特徴:主要空港で受取・返却OK。プランが細かく選べるので「ちょっと使いたい」人にも便利。SIMカード、eSIMの扱いもある。
おすすめ利用者:短期滞在で空港受取をしたい人
https://ninjawifi.com/jp
◆ Japan Wireless
料金:14日間無制限 約11,930円、28日プランなら1日577円~
特徴:ポスト返却可能。速度安定に定評あり、英語サポートも充実。バッテリーが18.5時間~と長持ち。
おすすめ利用者:英語での手続きに安心したい人
https://www.japan-wireless.com/jp
◆ Sakura Mobile
料金:1日329円~
特徴:無制限プランで最安クラス、成田・羽田・関西・福岡の各国際空港で受取・返却可能。ホテルなどへの宅配サービスもあり。
おすすめ利用者:コストを抑えたい人
https://www.sakuramobile.jp/
◆ CDJapan Rental
料金:14日無制限 7,200円~
特徴:5日間から利用可能。60日間までのプランあり。月100GBならさらにお得。
おすすめ利用者:長期滞在の予定がある人
https://rental.cdjapan.co.jp/index_ja_jpy.html
選び方のポイント!!
短期滞在(2週間以内):CDJapan Rental、NINJA WiFi
1カ月前後の滞在:WiFiレンタルどっとこむ
通信速度と安定性を重視:Japan Wireless
コスパ重視:Sakura Mobile
日本の携帯電話番号を取得
インターネット環境があれば電話番号がなくてもLINEなどの通話アプリを使って電話をかけられる。しかし大手チケットサイトやカーシェアリングを利用する際など、日本国内で使える電話番号が必要となるときも。そんな場合は通話+データプランが選べるSIMカードやeSIMが便利だ。ただし、長期間利用がないと電話番号が消滅してしまうため、半年に1回は使用実績をつくること。主な会社は右記の通り。
povo 2.0
料金:基本料0円、使いたいトッピングのみ選んで購入する。電話する際は通話料(22円/30秒)が別途必要
特徴:申込時に本人確認書類(日本の運転免許証、マイナンバーカードなど)が必要。auの高速5Gネットワークが使える。海外ローミングも可能。
おすすめ利用者:日本の携帯番号を維持したい人、海外でSMSを受信したい人、帰国のたびにSIMカードやeSIMを契約する手間を省きたい人
https://povo.jp/
ニュージーランドの自宅・自家用車の管理
フラットメイトや留守番をしてくれる家族・友人がいる場合を除き、ニュージーランドの自宅の管理もしておきたい。掃除をして生ゴミなどは予め処分しておく、すべてのドアと窓を施錠する、タイマーなどで電気やラジオをつけて誰かが在宅しているかのように見せかける、近所の人たちに不在にすることを伝えて時折様子を見てもらう、不要な家電の電源を切るなどの準備をしたい。
ペットがいる場合はペットシッターや預け先も手配しておくこと。不在にする期間にもよるが、自家用車は空港近くの駐車場パーク&ライドサービスを利用すると盗難防止も兼ねられて安心。
防犯アイテム
家電や照明をあらかじめ設定した時間に自動でON/OFFできる、アウトレットタイマー。長期不在時にランプをタイマーで自動点灯させることで、在宅を装い、防犯対策に役立つ。
◆ 24 Hour Mechanical Timer 15ドル前後〜
タイマーを使って電気をつける際は、家の中が見えないようカーテンは閉めておくとよい。電気をつけていても、室内が見えている状態では住人の不在が明らかになり、住宅内の様子の情報を与えてしまうことで空き巣に狙われる可能性が高まることも。
◆ Home Security Wifi Camera 50ドル〜
動きを検知すると通知してくれる防犯カメラ。マイクとスピーカーを内蔵しているタイプは、その場にいる人へ直接声をかけることも可能。
そのほか、人が居住している気配を感じさせるために、換気扇を回しておく、庭木の手入れをしておく、家の周りにゴミを放置しないなども空き巣対策になる。
海外旅行傷害保険に加入
万一の事故や急な病気に備えて海外旅行傷害保険に加入しておくと安心。サザンクロスなどニュージーランドの保険会社のほか、日本滞在期間が32日以上であれば東京海上日動の逆海外旅行保険も利用できる。
