あなたのワーホリ生活はどうでしたか?どのような1年を過ごしましたか?
「リリーバーとしてニュージーランドで過ごしたミナさんの物語」
Q. ワーホリをニュージーランドですることにした理由は?
元々、子どもに関わる仕事やボランティアをしていました。海外の保育に興味を持ち始め、まず英語を身につけることが必要だと感じ、ニュージーランドへのワーホリを決意しました。その時点で英語力はゼロ、センスもない状態。今考えるとよく決意したなぁと思います。
Q. ワーホリ中にリリーバーとしての経験をされたとのこと。
なぜ、リリーバーをすることに?
当初、現地の保育施設にボランティアや見学などで潜入できたらいいなぁと思っていましたが、『ニュージーランドの保育園で働いてみた』の著者・谷島直樹さんにお会いしてリリーバー※1の仕事を強く勧められたのがきっかけです。
Q. ニュージーランドは幼児教育の先進国とも言われています。
現場でお仕事する中での気づきは?
ニュージーランドの保育はコーナー保育※2が基本です。日本のように同じ年齢で一括りにしてクラスにわけ、一斉に同じことをすることはほとんどありませんでした。それぞれ好きな遊びに向かって一直線。 最初は、日本の子ども達より「なんだか幼い!」イメージでした。その後、小学校高学年の子どもに触れ合う機会に、子たちの自分をしっかり持っている大人びた態度をみて、幼い頃に自分の好きなことで遊び込むことは重要なんだなと感じました。そうやって改めて保育園の子たちを見ると、幼いながらに自分のことについて知っているという印象を受けました。これは保育士としての自分もそうですが、意味のある学びになりました。

大人の皆さん、本当に自分が何が好きか知っていますか?自分について詳しく説明できますか? 今からでも遅くないです。自分の本当に好きなことを見つめ直してみませんか?そこには大きな可能性が広がっています。
Q. ワーホリ生活を終えての感想をひとこと!
ニュージーランドでの経験は本当に尊いものでした。安く購入した車でロードトリップしたり、ローカルバンドに入って毎週末のマーケットで演奏したり、計6回の引越しを経験したり、働いてみたかったファームの仕事をしたり。あと現地で出会った友達との日々も振り返れば涙が出るほど美しいものでした。尊い経験を通して、私は大きく変わりました。同時に元の自分が戻ってきたとも言えます。ワーホリを決意した昔の私に感謝しています。


ニュージーランドでの日々をinstagramに投稿中。
(ID: @_minaroha)
※1 リリーバー
常勤の先生が休む際に代わりに入る契約保育士のこと。資格がなくても働ける。
※2 コーナー保育
遊びの種類ごとに複数のコーナーを設置し、子どもが自由に遊びを選べる保育方法。