将来家を買いたい人必見!効率的な物件購入までの流れ 

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近年不動産の動きがまた活発になってきました。
この記事を読まれている方の中にはマイホームの購入を検討中の方もいらっしゃると思います。そこで、まず物件購入までのステップをご紹介したいと思います。

物件購入の5ステップ

ステップ① 予算を決める

銀行ホームローン担当マネージャーやモーゲージブローカーに相談をして、実際に自分の収入や貯金で購入可能な物件の価格帯を把握する事が非常に重要です。Trademeや不動産サイトでも物件を検索する際に、価格帯を入力して物件を絞り込んでいくという手順になるので、まずはこの部分を明確にしておきましょう。

ステップ② エリアと種類

職場への交通アクセスやスクールゾーン等、住みたい地域を選択する理由は様々ですが、東西南北各エリア特徴のある中でご自身の条件に見合ったエリアを決めておく事が重要です。
建物の種類(戸建て、タウンハウス、平屋ユニット、マンション等)、部屋数やトイレの数も決めておきましょう。

ステップ③ 内覧アレンジ

もし気に入った物件があり、信頼できる不動産エージェントがいれば相談をしてみましょう。他社物件でも内覧アレンジする事が可能です。
不動産業界のルールとして、お客様が物件の担当者と直接連絡を取るとその時点で「その担当者のお客様」という扱いになり、それ以降私達は内覧アレンジ、値段交渉、日本語でのサービス等といったお手伝いが一切できなくなってしまいます。
エージェントは物件探しのプロ。希望の物件への〝入居の瞬間〟を目指し最善を尽くしお手伝いします。今まで知らなかったような情報も聞けるかもしれないので、エージェントを有効活用しましょう!

ステップ④ 内覧時の留意点

物件によっては広告用に広角レンズを使い、プロでも見分けづらい「良い見映え」の物件も多々あります。
実際に見てみると雰囲気が全く違うといった事もあります。将来長く住む事になる家なので、実際に見てその時受けた印象が非常に重要になってくると思います。

ステップ⑤ 物件の売買形式を確認

「オークション物件」であれば、他のバイヤー達と競い合い、最高入札額が家主の希望額を上回っていれば〝その場〟で購入が決定されるという形式です。オークション参加までに銀行からの融資確約や、ご自身や弁護士側での物件精査が必要不可欠となります。

一方、物件が「Asking Price」や「Negotiation」で販売されているのであれば、エージェントが用意した売買契約書にオファーという形でご自身の希望購入額とその際の条件項目が追加記入できます。主な条件項目として「Finance」と「DueDiligence」があります。Financeとは、銀行融資が確定すれば購入するという条件です。DueDiligenceとは、物件内容を詳細に調査するという条件であり、精査後は実際に購入するか否か選択できるという条件になります。

どちらの条件も期限を設けてオファーを出しますが、もし延長が必要な場合トラブル回避のため弁護士と相談し延長希望の旨を伝えてもらいましょう。

マイホーム購入の各段階では正しい選択なのか迷うこともあります。失敗を未然に防ぐためにも信頼できるエージェントからの意見を参考にしてみてください。

Yasu
Yasu
City Office 所属

Cityオフィスを中心に、オークランド全域でマンション&戸建ての購入・売却・投資など、豊富な知識と親身なアドバイスでお客様のニーズに対応中。

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2020年4月/8月号掲載