不動産エージェントは家を買いたい人のために存在していると認識している方は多いと思います。しかし実際には、不動産エージェントは売主のために買主を探すのが基本的な役割です。不動産売買に置ける不動産エージェントとの関係性を見てみると、書類上で直接契約を交わしているのは売主と不動産エージェントになっています。私たちはクライアント(売主)を得て初めて不動産エージェントとしての活動ができるのです。そのため、売主のために買い手を探しその後、双方の売買契約を取り交わす作業をお手伝いするのが不動産エージェントの主な仕事になります。
では、家を探してくれるエージェントはないの?と言われるとそんなことはなく、買い手のために一緒に物件を探してくれる「バイヤーズエージェント」も存在します。NZでは基本的にバイヤーズエージェントに対する不動産仲介手数料は無料。彼らはなるべく予算内で理想に近い家を探してくれます。ただし、バイヤーズエージェントと買い手との間には書面による決まった契約が存在しません。ですので、依頼する場合は必ず、そのバイヤーズエージェントに連絡し物件見学などに同行してもらってください。バイヤーズエージェントとともに訪問、または事前連絡をしなかった場合は、そのエージェントは買主との売買契約に介入することができないという〝エージェント同士のルール〟が存在しており、買い手が勝手に物件のリスティングエージェントにコンタクトを取ったり、直接オープンホームに行ってしまった場合には、バイヤーズエージェントは仲介の資格を失ってしまいます。
不動産エージェントとバイヤーズエージェント。双方の特徴をしっかりと理解し、あなたの理想の不動産売買を実現させましょう。
Jeanette Shimazaki & Kazu Shimazaki
ジャネット・シマザキ & 嶋崎カズノリキーウィと日本人夫婦の不動産エージェントです。地元、日本人コミュニティどちらにも精通しており、日本人的な接客が好評です。CHC周辺はお任せ下さい。
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2019年9月号掲載