今年こそマイホーム! 家を購入する基本の3ステップ!

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2019年1月号掲載

今年こそマイホームを購入したいと計画をしている方へ、家の購入方法を改めてお話しします。家を購入する際には、大きく分けて、資金の用意、建物検査、家の維持の3つのことを考える必要があります。

まずは資金をどうするか

家はお金がないと買えませんので、まずはローンを組むためにモーゲージブローカーに相談しましょう。頭金の用意がまだの方は貯めるところから。頭金の割合は、自己資産や収入、および購入予定の物件タイプ(集合住宅か一戸建てか)によって変わってきます。

物件をしっかり検査し購入を

資金のめどが立ち、欲しい家を見つけたら、購入前にその家に欠陥がないかを建築のプロか最低でも大工さんに見てもらってください。検査は有料ですので、オークション販売で買えなかった場合は持ち出しとなりますが、購入後に欠陥が見つかって困ることがないよう、検査費用も投資しましょう。検査後、購入のための売買契約書交換は、売り手と買い手のお互いの弁護士を通じて行います。資金も弁護士事務所のトラストアカウントを通じて振り込むので、信頼できる弁護士さんを探しましょう。

家の維持に必要な修繕や改装も

中古物件を購入できた場合、そのまま住むのではなく、改装をし、より住みやすい家を目指しましょう。

生活の基本となるキッチンやバスルームといった水回りは、特に快適に整えることをおすすめします。使用する機材は、少々高くても、品質の良い機材を選ぶ方が結果的にはお得です。物件引き渡し日の前には、ファイナルインスペクションを行い家内部の確認ができるので、オープンホーム時と大きく変化していないかや、テナントが住んでいた場合は家具を移動した後に破損がないかをよく確認しておきましょう。
 
万が一、課題が発生した場合は、修繕費の交渉が可能です。困った時には担当の弁護士か不動産業者と密に連絡を取って、相談していきましょう。グットラック!

Yoshiko Isshiki
一色 良子

2004年よりHarcourtsにて日本人不動産コンサルタントとして活躍。オークランドを中心に、物件の売却や購入、資産投資運用について手厚くアドバイスを行う。

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