SMC永住権審査の実際。~なぜ、160ポイントあるのに却下されるのか~

IMMIGRATION
ビザエージョントによるニュージーランドビザ最前線

技能移民カテゴリー(以下SMC)では、移民局が定めたポイント表で160ポイントを満たし、給与の基準を満たし、IELTSスコアも満たしているのに、審査で全員の永住権が認められるわけではありません。なぜでしょうか? ①ポイントの計算間違い、②職歴の確認が取れない、③職歴・現在の仕事内容がANZSCOで求められている内容と合致しない、がよくある却下理由です。

①ポイントの計算間違い

当社に相談に来られるお客様も、160ポイントあると思っていたのに、アドバイザーが計算したら実は足りなかったという方がよくいらっしゃいます。一番よくある間違いは職歴の数え方です。シェフを例にすると、調理専門学校を卒業して5年働くと、シェフとして5年の職歴が認められ、4年分に当たる20ポイントが得られます。しかし専門学校に行かず、シェフで5年の経験だけでは3年間が学歴に代わり、いわば修行期間として差し引かれ、2年だけが職歴と数えられるため、10ポイントになります。

②職歴の確認が取れない

最近はワークビザでも日本の元雇用主への職歴確認の電話が増えましたが、永住権ではほぼ確実に電話確認が行われます。電話に誰も出なかった、経営者が変わってそんな人知らないと言われたという状況では本当に働いていたのかがわからないため、職歴ポイントが認められません。

③職歴・現在の仕事内容がANZSCOの内容と合致しない

NZでは全てのポジションの仕事内容がANZSCOと呼ばれる職業分類で規定されています。自分も雇用主もレストランマネージャーのつもりで働いていても、ANZSCOで定められた仕事内容と合致し、レストランマネージャーとして移民局が認めなければ、永住権は却下されます。これを避けるには、ジョブディスクリプションをしっかりと書くこと、その業務を行っている証拠となるものをなるべく提出すること、電話インタビューの際にはこのことを意識して答えることが重要です。自分がそこで働いていたことは自明の理ですので、ご自身で申請する際には詳しく確認しないことが多いものです。アドバイザーに依頼すると第三者の目で客観的にチェックしてもらえるメリットがあります。

※この記事はLIA201100119 Helen HUANG が作成したものを翻訳したものです。

eika minami
Eika Minami
南 栄華

永住権やワーク、パートナー、起業等あらゆるビザのサポートをするハンナコンサルタント代表。
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2021年3月号掲載

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