世界レベルの特撮で、大迫力を堪能 ー 映画「GODZILLA MINUS ONE」

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日本でも絶賛公開中の映画「GODZILLA MINUS ONE 邦題;ゴジラ-1.0」の試写会へいってきました。ゴジラシリーズ最新作である本作はすでに日本では公開日から24日間で動員数223万人を突破し、日本ではゴジラ旋風が巻き起こっています。

ゴジラシリーズ30作目であり、ゴジラの生誕70周年を祝う本作。白羽の矢がたったのは、「ALWAYS 三丁目の夕日」や「西武園ゆうえんちのゴジラ・ザ・ライド」監督の山崎貴氏。本作品では監督・脚本・VFX(特撮)を手がけています。

エヴァンゲリオンシリーズの庵野秀明監督がメガホンをとった前作「シン・ゴジラ」の成功を受けて、山崎監督がどんなゴジラをみせてくれるのか。前作に続く新たな章として、どんな驚きが待っているのか、興味津々です。会場では、ゴジラのTシャツを着た人たちがちらほら現れ、始まる前からざわざわとした雰囲気、期待の高さが伺えました。

映画の舞台は戦後の日本。一見すると恐竜映画のような始まりから、感情豊かなキャラクターたちの葛藤や時代の背景に焦点を当て、人間ドラマが展開されていきます。

主人公の敷島浩一を演じる神木隆之介さんの力強い演技も際立っています。戦争という重いテーマを通じて、キャラクターの内面から表現される葛藤や怒りは、映画を通して強く伝わりました。

特に注目すべきは、昭和のゴジラにこだわりを持ちつつ、山崎監督と制作会社”白組”が、日本人にとってゴジラはどんな存在か、という問いをコンセプトにつくりあげた画面いっぱいに現れる迫力あるゴジラはまさに圧巻。ゴジラ映画らしいスリリングな展開もしっかりと用意されています。

エンドロールでは客席から拍手が鳴り響き渡り、ゴジラ映画未経験でもストーリーのテンポのよさ、ゴジラがまるでそこにいるような、距離の近い恐怖が大画面に広がり、ただの怪獣映画を超えています。何度でも見たくなるような、そんな後を引く作品でした。

ストリーミング時代においても、大画面での視聴の価値は健在。ニュージーランドでは12月1日から公開です。ぜひ劇場に足を運び、この迫力を体感してください。

書き手:コバンザーメ