― 偶然出会った、稲垣さんの“ワイヘキ島で1日だけの再会旅” ―
フェリー乗り場で目に飛び込んできた、黄色いTシャツに「酔っぱらいだョ、全員酒豪」の文字。
思わず「日本人ですか?」と声をかけたら、その人は、NZに約30年暮らした“Gyoza King”だった。
しかもその日は、仲良し3人組でワイヘキ島へ向かうたった1日の“再会旅”の本番。
なんという絶妙なタイミングでの出会いだった。
お名前と年齢を教えてください。
稲垣吉則(いながき よしのり)です。NZではYoshi Inagakiと名乗っていました。7月13日生まれの63歳です。

ニュージーランドに初めて来たのはいつ?
大学生だった1982年3月、オークランドで2週間ホームステイ。その後タウポ湖のTurangiでマス釣りも体験しました。NZの自然と人に一気に魅せられました。
長く住んでいたんですか?
1992年、旅行会社の現地法人に就職し、クライストチャーチに赴任。30歳の時でした。ここから私の本格的なNZ生活が始まりました。

フェリー乗り場で目立っていたTシャツ、あれは?
去年、日本で3人が集まった時に作ったおそろいTシャツです。「酔っぱらいだョ、全員酒豪」は、ドリフ好きの鈴木くんのリクエスト。背中にはそれぞれのニックネームが入ってます。


声をかけられたとき、どんな気持ちでした?
本当にびっくりしましたよ!でも再会旅のスタートに、こんな偶然の出会いがあるなんて、最高にツイてると思いました。こうしてGekkanNZさんに載せてもらえるなんて嬉しいです。


ワイヘキ島ではどんなことがありましたか?
Mudbrick※2では、日本人スタッフの素晴らしい接客に感動して長居。Man O’ War※3でも乾杯できて、快晴の空の下、笑いっぱなしの一日でした。

ご一緒のお二人とは、どういうご関係なんですか?
池下直人さん(59/Nat Van Ike)は、NZ赴任を終えて今回一緒に帰国するところ。
鈴木よしふみさん(53/Pancho)は旅行会社の後輩で、同じ“Yoshi”。さらに池下さんとも仕事上のご縁があり、自然と3人の飲み仲間ができあがりました。
今回のNZ滞在はどんな旅でしたか?
7泊9日で南北島を回りましたが、一番の目的は、3人でワイヘキ島※1に行くこの1日。それを果たし、翌日には日本へ帰国しました。

NZらしいな〜と感じたことは?
5年ぶりのNZでしたが、みんなが「お帰り!」って迎えてくれるのが何より嬉しかったです。よく行ってたNew World※4に顔見知りがまだいたりして…。やっぱり、ここは僕の第二のふるさとです。
※1 オークランドの港からフェリーで40分の距離にあるリゾート島。約30ものワイナリーが点在し、「ワイン島」としても有名。
※2 Mudbrick Vineyard & Restaurant (マッドブリック ヴィンヤード)フェリーを下りて車で5分の場所にあり、ワイヘキ島 の美しい景色が一望できるワイナリー併設レストラン
※3 マン・オー・ウォー・ヴィンヤーズ 60ヘクタールの畑を持つ、ワイヘキ島では最大級のワイナリー。
※4 ニュージーランドの大手スーパーマーケットの一つ