Vol.017 いろいろ使えるアプリコットピューレ

ニュージーランドの食材で作れる!アオテアロアの恵みレシピ!GOURMET

アプリコット Apricot

セントラル・オタゴの晩夏はフルーツパラダイス!たわわに実ったネクタリン、ピーチ、アプリコット、プラムなどのストーンフルーツが盛んに収穫されます。 何といっても熟した実をそのままかぶりつくのが美味しいですが、新鮮なところをピューレにして冷蔵保存しておくと、日々の料理やデザートにプラスひと匙で旬の味が広がります。 

今回は、皮を剥く必要もなく種を取るのも簡単なアプリコットで、ピューレ作りとその活用法をご紹介します。ピューレはそのままドレッシングに加えたり、お肉料理のソースに加えます。デザートソースとして使う場合は、お好みで甘みを足してくださいね。

タレにアプリコットピューレを加えた照焼きチキン

活用例

フルーティーなドレッシング:

アプリコットピューレ(大さじ2)、白ワインビネガー・又はアップルサイダービネガー(大さじ1)、オリーブオイル(大さじ1)、ハニー(大さじ1)を合わせ、塩少々(小さじ1/8程度)を加えて味を整えシェイクします。 粒マスタードを少々加えても美味しいです。 シンプルなレタスサラダに、カッテージチーズとお好みのナッツをトッピングして、アプリコットドレッシングを回しかけます。

リースリングを合わせたくなる照焼きチキン:

ご自宅のいつもの照焼きダレに、ひと匙のアプリコットピューレを足すと、ワインに合う味に変化します。 鶏肉との相性もバッチリです。

クリスピーなポークベリーのお供に:

カリカリにローストしたポークベリーには、しょうゆベースの甘辛ダレにひと匙のアプリコットピューレを混ぜて、ディップソースとして。

甘みを足してデザートソースに:

アイスクリーム・パンナコッタ・レアチーズケーキ・杏仁豆腐にもどうぞ。さわやかな酸味がデザートの味を引き締めてくれます。

アプリコットピューレ

作りやすい分量

アプリコット:500g
白ワイン:大さじ2~3
砂糖:大さじ3

作り方

❶アプリコットは半分に切り種を取り除き、ざく切りにする。

❷鍋に入れ、白ワインを加え蓋をして弱火で蒸し煮する。10分ほどでトロリとしてきたら、砂糖を加えてさらに5分加熱し甘みを馴染ませる。

❸ハンドブレンダーやミキサーで滑らかになるまで攪拌する。容器に移し、冷めたら冷蔵庫または冷凍庫へ。冷蔵では4~5日、冷凍では、ひと月ほど保存が利きます。小分けで冷凍すると、使いたい分量だけ解凍して使えるので便利です。

佐々木由美
佐々木由美さん
料理家

ワナカでローカル向けの和食料理教室を毎月開催して今年で12年目。地元だけでなく北島・南島からの参加者もいる教室は今やワナカのアクティビティの1つに。NZの旬を取り入れ、日本の文化や風習とともに紹介する季節のレシピを軸に、遊び心ある融合スタイルも提案。ベジタリアン・オプションやグルテン・フリーにも対応。宿・ささの木も経営する。

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【FB】Japanese cuisine cooking class @wanaka
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