赤ちゃんの誕生や七五三、成人式、還暦などニュージーランドで迎える人生の節目を祝ってみてはいかが?
どれも基本的に決まった形式はなく、カジュアルなセレモニーを行うのがキウィ流だ。
命名式 (Naming Ceremony)
赤ちゃんのお披露目式。宗教色のないパーソナルな家族イベントの位置づけで、自宅の庭や公園、ビーチ、コミュニティセンター、カフェの貸し切りスペースなど、会場は自由に選べる。義務ではないが、セレブラントに司式を依頼する人も多い。赤ちゃんの誕生後、3カ月~1年以内に行うのが一般的。セレモニーでは親以外にその子を支えて見守る存在となるゴッドペアレンツ(Godparents) やメンター(Mentors)も紹介される。
七五三
ニュージーランドに七五三の習慣はないが、着物を着て記念撮影をすることは可能。着物はあらかじめ日本から取り寄せ、着付けも自分たちでできるよう練習しておくと安心だ。フォトスタジオやカメラマンは、インターネットなどで事前に探して依頼しよう。
卒業式
ニュージーランドでは小中高校の卒業式をLeavers Assemblyと呼び、小中学生(Yesr6、Year8)は学年が終了する12月中旬、高校生(Year13)はNCEA試験前の10月下旬~11月上旬に行われることが多い。式の内容は学校によって異なるが、ハカから始まり、学業やスポーツで優秀な成績を収めた生徒への表彰、教師や生徒代表のスピーチなどへと続く流れだ。
大学や大学院はセメスター制のため年に複数回卒業式が行われるが、主な卒業シーズンは5月。卒業生は伝統的なアカデミニックガウンと角帽を身にまとい、花束やバルーンを贈られて祝福される。大学によっては卒業生が街の中心部をパレードすることもある。また、フォトスタジオで家族や友人と記念撮影したり、式典後にドレスアップしてパーティに繰り出したりすることも。

成人祝い (21st Birthday)、還暦

ニュージーランドでは大人も節目の誕生日を大々的に祝う習慣がある。21歳の誕生日は成人の儀式としてバーやイベントスペースを貸し切り、盛大にパーティを行うのが王道。家庭にもよるが、100人以上の規模になることも珍しくない。「大人として自分の人生の扉を開く」ことを象徴して大きな木製キーを用意するのが伝統となっている。
それ以降は30歳、40歳、50歳といった10年ごとの区切りを大切にして祝う人が多く、60歳の還暦もそれに含まれる。家族や友人が集まってパーティを開くのが定番。
市民権セレモニー(Citizenship ceremonies)
ニュージーランドの市民権承認後、通常2~5か月以内に居住地の市議会によって開催される宣誓式。この式典に参加し忠誠の誓いを立てると正式にニュージーランド市民として認められ、法的権利が与えられてニュージーランドのパスポートが申請できるようになる。招待状はセレモニーの4週間前くらいに届くので日時と場所を確認すること。

マタリキ(Matariki/マオリの正月)
マタリキは「神々の目」や「小さな星たち」を意味するマオリ語で、すばる星団(プレデアス星団)のことを差す。毎年冬、北東の空にすばる星団が昇ったときがマオリの新年。太陰暦に即しているので毎年変動するが、2026年のマタリキは7月10日で、国民の祝日となる。
マタリキは日本の正月同様、家族で集まってごちそうを食べて過ごすのが習わし。新しい年への感謝とともに、亡くなった人々・先祖を偲ぶ、日本のお盆やお彼岸に似た意味合いも持つ。子供たちが凧をあげて遊ぶ習慣もあり、日本と似た文化を味わうのも興味深い。

