シティ・レール・リンク(CRL)9月13日開業
オークランドの鉄道網における数世代ぶりの大改革となる「シティ・レール・リンク(CRL)」が、9月13日に正式開業する。3.45kmの地下複線トンネルと新駅「Te Waihorotiu」「Karanga-a-Hape」「Maungawhau」の設置により、利便性が飛躍的に向上する。南部にとっては、都心部新駅への直通化や、Drury等の新駅誕生により利便性が向上する。北部は、ノーザン・バスウェイやフェリーから新駅への乗り換えが円滑化。西部ではHendersonからTe Waihorotiu間が35分に短縮され、直行アクセスが可能になり、東部では乗換回数が削減され、所要時間が大幅減になる。新駅では入場無料の先行見学イベント「First Look」を開催中。参加者には公共交通機関の無料利用や景品抽選特典がつく。市街地再開発や環境負荷低減、経済活性化など、ニュージーランド史上最大級のインフラ事業として多大な効果が期待されている。

オークランドと福岡市が意見交換
オークランドと姉妹都市である福岡市の代表団が、ウエストヘイブン(Westhaven Marina)、オークランド・セントラル(Auckland Central Marina)、サイロ(Silo Marina)の各マリーナを訪問し、ウォーターフロントの有効活用について意見交換を行った。福岡市代表団は、ウォーターフロント空間が都市とどのように調和・連携し、人々の憩いの場や活気あるボートコミュニティを育んでいるかに着目。ウエストヘイブンの「レクリエーションの拠点」としての役割、オークランド・セントラルの「都心に隣接する空間」としての役割、サイロの「スーパーヨットに対応する施設」としての役割という、3つのマリーナにおける異なる役割に言及し、自市のマリーナ開発への重要な示唆を得たと評価した。姉妹都市との交流は、魅力的なウォーターフロント空間の創造に向け、アイディアを共有し学び合う貴重な機会となっている。

オネハンガ・コミュニティ・リサイクル・センターの魅力
オネハンガ・コミュニティ・リサイクル・センター(Onehunga Community Recycling Centre)は、家具や家庭用品、衣類、書籍、工具、建築資材などのリユース品を格安で提供するコミュニティ主導型の再利用拠点だ。ニュージーランド初のマオリおよびパシフィカ主体で運営されるリサイクルセンターであり、ゴミの削減と地域社会への貢献を両立している。主な取扱品目は、リフォーム用資材や個性的な家具、生活雑貨、洋服、本・おもちゃなどで、幅広い中古品を販売。工具類も備え、再生利用や修繕の場としても利用可能で、寄付の受入や通常のゴミ回収・分別サービスも提供している。市などの支援のもと、チャリティや社会的企業が運営しており、不要品を循環させて環境負荷を減らすだけでなく、地域での雇用やトレーニング機会の創出にも繋がっており、環境と家計の双方に優しいスポットとなっている。

カイサイクルがウェリントン空港地域コミュニティ大賞を受賞
Michael Fowler Centreで開催された「ウェリントン空港地域コミュニティ賞(Wellington Airport Regional Community Awards)」にて、都市型農園・堆積化イニシアチブに取り組むカイサイクル(Kaicycle)が最優秀賞(Community Supreme Award)を受賞した。本賞は、ウェリントン空港と5つの地元自治体が共催し、ボランティアや非営利団体の献身的な活動を称えるもの。今回で22年目を迎え、文化芸術(TuTagata)、教育・青少年(Big Brothers Big Sisters)、健康(Good Bitches Baking)、スポーツ(Tawa Junior Rugby Club)などの各部門賞を選出している。2015年にウェリントン・カウンシルの支援で設立されたKaicycleは、ニュータウンを拠点とする都市型農園。企業から食料廃棄物を自転車で回収してコンポスト化する事業や知識の共有を通じ、地域に根ざした持続可能な食料システムの確立を目指している。

ウェリントンの大型イベントが6,000万ドル超の経済効果を創出
2025年~26年度の大型イベント施策により、ウェリントン来訪者消費額が前年比400万ドル増の6,000万ドルを超え、約50万人の来場者を誘致したことが発表された。「World of WearableArt Show (WOW)」や「Beervana」などの定番イベントを柱に、エド・シーランのコンサート、レキシントン・ドラゴンズ(Wrexham AFC)とウェリントン・フェニックスの試合、ULTRA New Zealandなどの新規単発イベントが新たな観客層を引きつけ、消費拡大を牽引した。政府の7,000万ドル規模の観光・イベント支援策が功を奏し、各種催しの誘致を推進。参加者満足度は平均93%と高く、92%が「地域への誇りにつながる」と回答するなど、経済面のみならず社会的効果や地域ブランドの向上にも寄与している。今後は秋・冬のジャズフェスティバルや各種大型コンサート、クリケット国際試合などで勢いを継続させる方針だ。

ポリルア港流域行動計画の策定
ニュージーランド有数の重要な港湾システムであるポリルア港(Te Awarua o Porirua)の環境改善と生命力(mauri)」の回復を目指し、「集水域行動計画(Te Awarua o Porirua Catchment Action Plan)」が完成・公開された。計画は、「堆積物の削減」「水質の改善」「生息地の復元」「地域社会の結びつき・管理責任の強化」の4つの主要分野と20の優先課題を柱とする。先住民族(iwi)主導の「Mauri Ora」フレームワークに基づき、山から海に至る流域全体を対象に包括的な保全を図る。「計画から実行」の段階へ移行しており、先住民族団体などのパートナー機関は優先アクションを事業計画へ反映させている。行政だけでなく、地域の地主、学校、企業、ボランティアらの協力が不可欠とされており、コミュニティ環境基金を通じた市民主導プロジェクトへの助成支援も拡大している。

クライストチャーチ・カウンシル、他自治体との統合を見送り単一自治体化を提案
カウンシルは、政府の「Head Start Pathway」地方自治体改革プロセスに基づき、現在の境界線を維持したまま環境庁(Environment Canterbury)の機能を吸収し、「単一自治体(unitary authority)」となる提案を行うことを可決した。市長のフィル・メイジャー(Phil Mauger)氏らが推進する、隣接するSelwynやWaimakaririなどとの広域統合案も検討されたが、カウンシルの支持を得られず否決された。この提案が通れば、2028年以降に環境庁の広域議員は再選されず、その役割がカウンシルへ統合される。今後の主なスケジュールは以下の通り。カウンシルの最終提案書は8月9日までに政府へ提出。内閣は9月に提案の進行可否を決定し、採択された提案は10月から2027年3月にかけて詳細設計段階へと移行する。閣議最終承認は2027年5月に予定されており、地方自治体改革のための法案は2028年10月の地方選挙前に施行される。

最高行政責任者にビード・カラン氏を任命
カウンシルは、暫定最高行政責任者(Chief Executive / CE)を務めていたビード・カラン(Bede Carran)氏を、正式なCEとして任命したことを発表した。カラン氏は、WaimateおよびTimaru地区議会の最高行政責任者を歴任。2024年にクライストチャーチ・カウンシルの財務・リスク・実績担当最高財務責任者(CFO)に着任し、2026年4月に前任者の退任に伴い、暫定CEへ就任していた。市長のフィル・メイジャー(Phil Mauger)氏は、財政圧力や地方自治体改革が進む中でのカラン氏の安定した指導力を高く評価している。カラン氏はニュージーランド第2の都市のトップ就任を光栄とし、組織の効率性・透明性の向上やコミュニティ重視の運営を最優先課題に挙げている。任期は4年間で、8月12日より正式に就任。年棒は年金(superannuation)を除いて45万ドル。127名の応募者の中から選出された。

ニューブライトン・モールの改修工事が開始
カウンシルは、ニューブライトン(New Brighton)の歩行者専用モールにおける総額420万ドルの改修工事を8月24日の週より開始すると発表した。2026年末の完了を予定している。ニューブライトン・センター・マスタープラン(New Brighton Centre Master Plan)策定から10年以上を経て始動するもの。海岸や海中温泉(He Puna Taimoana)、遊歩道などの周辺開発が進む中、モールを地域や店舗、ビーチをつなぐ魅力的な玄関口として再整備し、人出と滞在時間の増加を目指す。主な改修内容は、「オオソリハシシギ(godwit)の小道」を意味するモールの新名称「Te Ara Kuaka」を取り入れた新しい舗装や、植栽、LED演出照明、文化的なアート作品を配した中央集会エリアの創出、排水路の改修、街灯の刷新など。近隣店舗は通常営業を維持し、シーサイド・マーケットは工事期間中近隣の駐車場へ一時移転する。

情報提供:Auckland City Council / Christchurch City Council / Wellington City Council
