在ニュージーランド日本国大使館便り- 2月10日~13日の日程で、堀井巌外務副大臣がウェリントンおよびオークランドを訪問

在ニュージーランド日本国大使館便り BUSINESS

ウェリントン滞在中、堀井外務副大臣はピーターズ外相を表敬訪問しました。

また、マクレイ農業・林業大臣、貿易・投資担当大臣兼外務副大臣主催の夕食会では、同大臣やワッツ気候変動、エネルギー、地方自治、歳入大臣との間で、経済、安全保障分野等での両国間協力について意見交換しました。さらに、太平洋島嶼国を含む地域情勢や、今後の両国の連携強化についても話し合いが行われました。

ピーターズ外相との会談
ペンク国防副大臣との会談

ペンク国防副大臣との会談では、安全保障・防衛協力等について意見交換を行いました。

オークランドでは、日本企業関係者と懇談し、現地情勢や投資環境について議論しました。

右から大澤大使、ワッツ大臣、堀井副大臣、マクレイ大臣、ヴァン・デ・モーレン外交・防衛・貿易委員会委員長

堀井副大臣から一言
今までオークランドを訪れたことはありましたが、ウェリントンは今回が初めてでした。滞在中はお天気にも恵まれ、風光明媚で美しい国との印象を受けました。ウェリントンでは、ニュージーランド側の政府要人の方々に大変温かく迎えていただきました。また、オークランドでは、黒田編集長はじめ在留邦人や進出日本企業、オークランドで起業された方々に貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。日本とニュージーランドの友好関係は、在留邦人の皆様の様々な分野でのご活躍の賜物との印象を受けました。皆様のますますのご活躍を祈念しております。

オークランドにて、日本企業関係者との懇談メンバー

クライストチャーチ地震から15年を迎えて

2011年2月22日に発生したカンタベリー地震(クライストチャーチ地震)から、今年で15年という節目を迎えました。

この震災で亡くなられたすべての方々に、謹んで深い哀悼の意を表します。

また、今もなお大切な方を想い、日々を過ごされているご遺族の皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。

この大切な節目に際し、大澤大使はクライストチャーチを訪れ、犠牲となられた方々を追悼する各行事に参列いたしました。

公式行事に先立ち、追悼式前日に大使はCTVビルのあった跡地を訪れ、静かな祈りとともに献花を行いました。また、当日にはエイボンヘッド・パーク墓地での遺族追悼式、および国立追悼施設(ナショナル・メモリアル)での追悼式に出席し、献花しました。遺族追悼式において、大使は日本人犠牲者を含むすべての方々の冥福を祈り、追悼の辞を述べさせていただきました。

日本人犠牲者の墓標があるエイボンヘッド パーク墓地にて

震災から15年という月日が流れましたが、私たちの追悼の念が変わることはありません。在ニュージーランド日本国大使館は、これからもご遺族の皆様のお気持ちを大切にし、皆様に寄り添いながら歩んでまいりたいと思っております。

崩落したCTVビル跡地にて
沢山の方々が追悼式を見守り、185名の犠牲者に思いを寄せていました。

日本国大使館、こんな仕事もやっています

文化の秋。みなさんは最近どんな文化に触れましたか?
今回はウェリントンで開催された日本文化交流イベントの様子をご紹介します。

ウェリントン・堺姉妹都市交流が32周年を迎えました

2月15日、ウェリントン市と堺市の姉妹都市32周年を祝うイベントが開催され、大澤大使が出席しました。このイベントは、ウェリントン堺協会が主催し、ウェリントン書道クラブやウェリントン表千家茶道クラブなど、多くの方々の協力で実施されました。

今回のイベントには、リトル・ウェリントン市長、ルバイー市議会議員も出席し、1994年から続く両都市の友好関係をともに祝いました。参加者による書道体験も行われ、今年の干支「馬」の字にチャレンジ。慣れない筆と墨で書を披露してくださいました。皆さん、お上手です!

今年の干支にちなみ、力強い一筆

イベントは、オタリ・ウィルトン・ブッシュというウェリントンの豊かな森の中で行われました。野鳥保護区のジーランディアからほど近く、カカやケレルも沢山飛んできてくれる素敵な場所です。ウェリントンに来られる際は、是非散歩してみて下さいね。

ウェリントン市と堺市は、1994年に姉妹都市関係を締結しました。その後、青少年交流や弓道、ラグビー、陶芸など、さまざまな分野で交流が行われてきました。ウェリントンではウェリントン堺協会を中心に、マラソンランナーが相互に行き来して大会に参加したり、両市の子どもたちの絵画を展示する交流が行われたり、堺の茶文化を茶道を通じて紹介したりと、多くの活動が市民の手によって続けられています。

ニュージーランドと日本の間には44件の姉妹都市交流があり、人口規模を考えると世界でも際立って密度の高い関係です。こうした関係は制度だけで成り立っているものではなく、市民一人ひとりの情熱や信頼の積み重ねによって育まれています。ウェリントンと堺の交流もまた、これからも両都市を結ぶ大切な架け橋として、受け継がれていくよう日本大使館としてもサポートしていきます。

今回のイベントは、自然豊かなウェリントンの森の中で、日本とニュージーランドの友好を感じる温かな時間となりました。

お祝いのケーキに入刀するウェリントン堺協会会長のロキシーさんと大澤大使

日本の伝統芸能「紙切り」イベントを開催しました

3月16日及び17日、アッパーハット市とウェリントン市に、日本の伝統芸能「紙切り」の林家楽一先生をお招きし、イベントを開催しました。紙切り芸とは、巧みな話芸でお客さんを笑わせながら、鋏ひとつと紙一枚で様々な絵柄を切り出す日本の伝統芸能です。今回日本からお招きした楽一先生は、その道20年、浅草の寄席などで年間500~600公演を披露される達人です。

今回、紙切りをニュージーランドに紹介するのは初めてのことです。紙切りに馴染みのない当地で、一体どんな反応があるのでしょうか。大使館広報文化班も期待と不安を抱えつつ、準備を重ねてきました。日本での雰囲気も再現したく、手作りの座布団で寄席を再現しました。

観客の注文『ライオン』を披露

両会場では、沢山のお子様連れのご家族、ご年配の方々など幅広い年齢層の方々にご来場頂きました。出囃子とともにチョキチョキ。観客を笑わせながら鋏をすすめる楽一先生。

「できました!」

切り抜かれた絵を見ると、「わーっ!」という会場がどよめくような歓声。大きな拍手が続きます。その後は、「サムライ」、「富士山」、「忍者」、「ピカチュウ」、「ビーハイブに登るゴジラ」など、お客さんから注文が出る度に、期待を上回る作品が切り出されていきます。出来上がった切り絵は注文して下さったお客さんにプレゼント。皆さん、感激しながらダッシュで受取りに来て下さいました。

また、17日午前中には、ウェリントン市の児童を対象に、紙切りワークショップを開催しました。楽一先生ご指導の下、児童たちが花、動物、好きなものをどんどん切っていきます。子どもたちがとても器用に作品を作るので、芸者や校長先生の横顔にも挑戦。とても上手にできました。

ウェリントン公演終演後、参加者から「今までこんな素晴らしい技をみたことがない。楽一先生の作品は、まさにストーリーのある芸術だ」という感想を頂きました。うれしいですね。

今後も引き続き、日本文化の素晴らしさ、楽しさを伝えるイベントを企画し、日本とニュージーランドの文化交流に尽力していきます。楽一先生、本当にありがとうございました。

大使館 広報文化班


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