WHAT’S ON / 2024年1月〜のイベント

今年で24回目を迎えるオークランド国際大道芸フェスティバル。ニュージーランド国内外から一流の大道芸人たちが目を見張るパフォーマンスを繰り広げ、観客に驚きや感嘆を提供する4日間。演目には、アクロバット、マジック、サーカス、コメディ、ジャグリングなどの多岐にわたる才能が織り交ぜられ、火やバランスを巧みに使った技を数多く披露する。

特に注目すべきは、中東やヨーロッパなど日本国外で活躍するアクロバットデュオ・ヒロマクロ。彼らは、驚異的なアクロバットやスタントを取り入れ、日本の伝統文化と現代文化を融合させたパフォーマンスで観客を魅了する。

20年以上続くポーテージ・セラミック・アワードは、NZ国内の陶芸コミュニティで大きな位置づけのコンテスト。今年はNZ各地より応募作品238点の中から、現代陶芸の多様性を反映したユニークで魅力的な作品を厳選し、ファイナリスト46人の作品が西オークランドのギャラリーで公開中。大阪出身の元ファッションデザイナー坂口隆章氏もファイナリストの一人だ。この展示は、国内アーティストたちによる革新的で多様な陶芸芸術の世界や技術が垣間見られる貴重な機会となっている。ぜひギャラリーを訪れ、その世界観に触れてみてはいかがだろう。

多文化で多様な背景をもつ若者を支援する非営利団体ミクシットが贈る創作舞台。この作品は、難民や移民、地元の若者など20人のパフォーマーが、熟練の演技者の指導のもと、”現代社会において複数のアイデンティティを両立させる喜び”というテーマに基づいて創作したものだ。２週間のワークショップを通して、アイデンティティ、コミュニティ、帰属意識を考察し、家族や地域社会、習慣を尊重しながら、新しい環境の中で、どのように自らが前進していくかをステージの上で披露する。

移動遊園地で夏の夜を楽しむカーニバル。ローラーコースターやダッジエムカー、観覧車、ゴーストトレイン、ティーカップなど遊園地でおなじみの乗り物が盛りだくさん。会場内には、映画に登場するようなスリングショットゲーム、射的、笑うピエロなどのカーニバルゲームや、ホットドッグ、フライドポテト、綿あめなどの屋台も大集合。また乗り物乗り放題のナイト・スーパーパスも見逃せない。(ターボ・ブースト、フード＆ゲームは除く）営業時間は天候や混雑状況により異なるため、最新情報はFacebookページにて。

食とワインを楽しむ野外イベント。会場内のステージでは、世界有数のフェスティバルにも出演しているレゲエ音楽にインスパイアされたバンド、ザ・ブラック・シーズやタウランガ拠点のアコースティックバンドのミッドナイト・フィズ、オークランドを拠点とするジェイコブ・スコットらがライブ演奏を披露する。またアボカドにインスパイアされた料理の実演や、アボカドをメインとした様々なメニューのフードトラックが出店、子供向けのアクティビティやエンターテイメントも多数用意され、家族や友人と楽しめる１日になりそうだ。

ネイピアの街で開催されるスクーターの国内競技大会。この待望のイベントは、新星からベテランまで、国内から素晴らしいライダーが集結し、2日間にわたり栄光と知名度を求めて競い合う。細心の注意を払って設計されたスケートパークのランプ、レール、レッジで、驚愕のトリック、フリップ、グラインドを披露し、スキルの限界に挑戦する。スケートパークやストリートパフォーマンスなど、様々なカテゴリーで競い合うライダーたちの才能とアドレナリン全開のアクションは、観客の記憶に残ることだろう。

ポーネケ・ウェリントンで行われるマヌ・ワールドチャンピオンの公式予選イベント。マヌとは、飛び込み爆弾のスタイルで、飛び込み台や橋から飛び込んで大きな水しぶきを上げるものだ。予選では、ビデオ判定ソフトを使用し、水しぶきの高さと体積を判定する。競技は、ウェリントンの中心部にあるスチール製の飛び込み台タラナキ・ストリート・ジャンプ・プラットフォームで、高さを競い合う。1/26（金）には無料のプッシュ・プレイ・マヌ・セッションが行われ、その後2日間にわたる予選の後に14名のファイナリストが決定する。

息をのむようなブドウ畑の景色が広がるワイナリーで開催されるビールとワインのフェスティバル。地元のビール醸造所やワイナリーが、幅広いセレクションのクラフトビールとワインを提供する。会場では、地元フードトラックの自慢の料理や、地元のバンドのライブ演奏を楽しんだり、ジャイアントジェンガ、卓球、ハンマーシュラーゲンなどのゲームで盛り上がったりと野外で充実した1日を過ごせるイベントとなっている。

アートセンターで行われる野外オペラコンサート。演出家のジョン・デイヴィスが「ゴルディロックスと3匹のくま」の物語をオペラ化し、モーツァルトとオッフェンバックの音楽とともに、新年の幕開けを飾る。このオペラでは、従来の物語通り、迷子になって一人ぼっちになってしまったゴルディロックスが登場するが、それに加え本作では、彼女が3匹のクマと仲良くなるなかで、常に正直であることが最善の選択であることを学んでいく、というストーリーで描かれている。ピクニック気分で気軽に楽しめるオペラに出かけよう。