T3の創設者 速水 惟広と写真作家 日賀野絵美を迎える独占プレゼンテーションー写真で繋がる日本とニュージーランド

T3の創設者 速水 惟広と写真作家 日賀野絵美を迎える独占プレゼンテーション                      ー写真で繋がる日本とニュージーランドLIFESTYLE

 2016年から過去6回にわたり、ニュージーランドや世界各国から一流アーティストを迎えたフォトブックイベントがオークランドで開催されている。数ある写真をコンセプトに沿って編集し作成される写真集は多くの写真家にとって作品の最終形態ともいえるだろう。今やさまざまな地域で写真展が行われ、さらには時代の発展によりSNS等でより身近に作品に触れることができるが、日本では写真集文化が盛んだと言われている。このフォトブックイベントは、写真文化を知る機会やトレンドの交流の場として運営している。

 7回目の開催となる今月11日には、日本の写真雑誌「PHaT PHOTO」全編集長であり、『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』の創設者である速水惟広さんとアーティスト兼写真作家の日賀野絵美さんが参加する。速水さんは「次世代の写真文化を育むアジアのハブ」をビジョンに『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』を手掛けている。2020年からは、東京駅・東側エリア(八重洲、日本橋、京橋)の公開空地等を使った都市型屋外写真祭として実施し、都市の余白をメディアとして捉え、写真家による作品展示や新たな人の交流を生み出すイベントを展開し、都市空間の新たな解釈と写真の可能性に挑戦している。この運営の他にも過去数年にわたり、海外の写真コンペの審査員やポートフォリオレビューのレビュアーとしても活動しており、「写真」というメディアを用いた様々な活動を行っている。また、日賀野さんは日本大学芸術学部を卒業した後、アーティスト兼写真家として活動をしている。初となるグループ展では「夜」をテーマにした写真作品を発表し、私たちの身近な存在のiPhoneのカメラに焦点を当てた独自のユーモアとセンスを交えた個展も開かれた。

 このプレゼンテーションでは2人のコラボレーションにより、国際写真フェスティバルで集められた日本のアーティストたちによる写真集や、東京写真美術館、東川国際写真フェスティバル、T3東京フォトフェスティバルから寄贈された写真集も紹介される。今回のイベントは日本での写真活動や写真教育、そしてニュージーランドの環境における芸術の探求と交流を楽しむことができ、次世代の写真文化を育てるという目的も含め、写真を通して日本とニュージーランドの関係がより密接になることが期待できるだろう。

【日時】11/11
【所】Ellen Melville Centre, Cnr High St & Freyberg Plce, Auckland CBD, Auckland
【時】14:00〜19:00 (17:00〜18:30 プレゼンテーション)
【料】無料
【Web】www.photographyfestival.org.nz