Vol.042 世界に誇るニュージーランド産のリンゴ

ニュージーランドの食材で作れる!アオテアロアの恵みレシピ! GOURMET

ニュージーランド産のリンゴは、糖度と酸度のバランスが良く、果肉が緻密でシャキッとした食感が特徴です。昼夜の寒暖差が大きく、日照時間に恵まれた気候、そして清らかな水と肥沃な土壌が、風味豊かなリンゴを育てます。

収穫後の厳格な品質管理と高度な低温流通技術により、鮮度とおいしさを保ったまま世界各国へ輸出されています。

代表的な品種には、甘みと香りのバランスに優れたロイヤル・ガラ、爽やかな酸味が特徴のグラニースミス、鮮やかな赤色とジューシーさが魅力のフジなどがあります。

リンゴは、昔から甘酸っぱい味や可愛らしい外見を楽しむだけでなく、宗教、神話、物語、歴史、生活習慣、ユーモアやことわざなど、さまざまな場面に登場してきました。

代表的なことわざに、19世紀のイギリスで生まれた
「就寝前にリンゴを一つ食べれば医者いらず」という言葉があります。
これが簡略化され、「一日一個のリンゴは医者いらず」として広まりました。

興味深いことに、同様のことわざはスペインや中国にもあります。保存性が高く、身近な果物であるリンゴは健康維持の習慣として取り入れやすく、そのことがこうした言い伝えを生んだのかもしれません。

リンゴはよく噛んで食べましょう

リンゴは食物繊維が豊富なため、よく噛んで食べることが大切です。消化にある程度時間がかかるため、満腹感を維持しやすい果物の一つであり、体重管理のプログラムにも取り入れられています。

一方で、消化に時間がかかるということは、胃腸の働きが発達段階にある子どもや胃腸が弱い方にとっては負担になる場合もあります。そのため、より一層しっかり咀嚼して食べることが大切なります。

リンゴ狩りが楽しくてつい何個も食べてしまい、帰りの車の中でお腹が痛くなってしまった!というようなこともあるので、ご注意くださいね。

リンゴの栄養素と健康効果

古代のリンゴと比べると、現代のリンゴは品種改良により果糖を多く含む傾向があります。そのため、食べ過ぎには注意が必要です。大人は一日1個を目安に、特に血糖値が気になる方は摂取量に気をつけましょう。

リンゴに含まれる代表的な栄養素は次の通りです。

ビタミンC:免疫力を高める
食物繊維:腸内環境を整える
ポリフェノール:抗酸化作用により細胞の老化を防ぐ

リンゴの食物繊維といえば、ジャムのとろみ付けに使われる「ペクチン」があります。ペクチンには血中コレステロールを下げる働きがあり、心臓疾患のリスク軽減が期待されています。また、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きもあるといわれています。

リンゴのさまざまな活用法

リンゴは用途が非常に幅広い果物です。アップルソースをはじめ、肉料理、焼き菓子、ジュース、さらにはアルコール飲料にまで活用できます。

アメリカ在住中、野生のシカが庭のリンゴの木の下に落ちた実を食べて酔ってしまった、という話を耳にしたことがあります。

これは、アップルサイダーの製造過程と同様に、リンゴの皮に付着している天然酵母が糖分を分解し、自然にアルコール発酵したため、わずかにアルコールを含んでいたのでしょう。こうした天然酵母をパン作りにも活用できます。ご興味のある方は、ぜひ調べてみてください。

リンゴの選び方

美味しいリンゴを選ぶためのポイントをご紹介します。

・色が鮮やかで均一なもの(品種本来の色がしっかり出ている)
・持ったときにずっしり重みがあるもの(水分が多く新鮮)
・皮にハリとツヤがあるもの
・お尻(果底)が広く、しっかりしているもの(完熟の目安)
・傷や打ち身がないもの

なお、表面が少しベタつくことがありますが、これはワックスではなく、リンゴ自身が分泌する天然成分によるもので、熟しているサインでもあります。

リンゴの保存方法

リンゴは保存性の高い果物ですが、より美味しく保つためには次の点に注意しましょう。

【常温保存】
・涼しく風通しの良い場所で保存
・早めに食べる場合におすすめ

【冷蔵保存(おすすめ)】
・リンゴの出すエチレンガスは他の野菜や果物の熟成を早めるため、ビニール袋に入れて保存する
・長期間保存する場合は、乾燥を防ぐために1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包む

今回は、一人分でも作りやすい簡単なアップルタルトをご紹介します。
焼きたての熱々を、コーヒーや紅茶、またはワインと一緒にお楽しみください。

爽やかなアップルタルト

ひとり分から気軽に作れる、旬のリンゴをたっぷり味わえるレシピです。

甘酸っぱいリンゴと香ばしい生地の組み合わせが、心までほっと満たしてくれます。

材料(1人分)

【生地】
・小麦粉:1/2カップ
・塩:ひとつまみ
・砂糖:小さじ1
・バター:大さじ3
・冷水:大さじ3

【フィリング】
・リンゴ:小1個
・レモン(皮・汁):1/2個分
・はちみつ または 砂糖:大さじ1
・シナモン:適宜
・小麦粉:小さじ2

【仕上げ】
・卵(溶き卵):少量
・はちみつ または 砂糖:適宜
・シナモン:適宜

作り方

❶ 生地の材料をすべて合わせ、ブレンダーにかける。
❷ ひとまとめにしてラップで包み、冷蔵庫で約30分休ませる。

(その間に)
❸ オーブンを175℃に予熱する。
❹レモンの皮をすりおろし、汁を絞る。
❺リンゴは皮付きのまま3mm程度の厚さに切り、レモン汁とはちみつで和える。
❻ 生地を冷蔵庫から取り出し、クッキングペーパーの上で直径約20cm、厚さ約3mmの円形に伸ばす。
❼ 生地の端を2cmほど残し、中央に小麦粉を振る。その上にリンゴを並べ、すりおろしたレモンの皮とシナモンをふる(残っているレモン汁は加えない)。
❽ 生地をオーブンペーパーごと持ち上げでリンゴを包み込むように折りたたんでいく。両手で生地の外縁を中央に寄せるようにして形を整える。
❾ 生地の表面に溶き卵を塗り、全体にはちみつまたは砂糖を振りかける。

オプション
成形後、冷蔵庫で約30分冷やすと、よりサクッとした食感に仕上がります。

❿ 175℃のオーブンで20~30分焼く。生地がきつね色になったら取り出す。
⓫ 仕上げにシナモンを振り、温かいうちにお召し上がりください。

お好みで生クリームやアイスクリームを添えるのもおすすめです。
季節のリンゴの甘酸っぱさを、ぜひゆっくり味わってみてくださいね。


Kuniko Maruyama

丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ・パーソナルシェフ

自身と多くの方の体質改善に胃腸の立て直しの重要性を痛感し、消化吸収されやすくタンパク質、アミノ酸やコラーゲンも豊富でうま味のある、伝統的なボーンブロスがとても役に立つことを経験。現在は、手軽に使えて携帯にも便利な牧草牛粉末ボーンブロスを国内外に紹介中。
健康志向の強いセレブのプライベートシェフとして国内外で活躍中。

【Web】www.umamilife.net
【FB】facebook.com/yesumamilife
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