ニュージーランドではパプリカを「Capsicum(カプシカム)」と呼び、サラダやBBQ、ロースト料理に欠かせない夏の人気野菜です。日本のピーマンに比べて苦味が少なく、太陽の光をたっぷり浴びて完熟してから収穫されるため、甘みと香りがしっかり感じられます。赤・黄・オレンジの色の違いは品種ではなく熟度によるもので、赤がもっとも甘く、ビタミンCはレモンの2倍以上とも言われています。加熱しても栄養が比較的保たれ、焼いても蒸しても美味しく、彩り豊かな料理に仕上がるのが魅力。ファーマーズマーケットや家庭菜園でも夏を告げる野菜として人気で、食卓に季節のエネルギーを運んでくれます。
夏野菜の焼き浸し
色とりどりの夏野菜を香ばしく焼き、だしにじっくりと浸した、涼やかな一品です。
ナス、ズッキーニ、パプリカ(カプシカム)などの野菜本来の甘みと旨みが引き立ち、冷やしても美味しく、食卓にひと口の清涼感を運んでくれます。
一晩おくと味がさらに馴染むので、たっぷり作って翌日もどうぞ。
暑い時期には、前日に仕込んでおけば、手軽な冷製料理として重宝します。昆布だしを使えば、ヴィーガンの方にも喜ばれる優しい味わいに。
夏のバーベキューの副菜としても、きっと活躍してくれる一皿です。

材料(5〜6人分)
●お好みの夏野菜:合計1kg
•茄子……300g
•ズッキーニ(コジェット)……300g(約2本)
•にんじん……200g
•赤パプリカ……100g( 1/2 個)
•黄パプリカ……100g( 1/2 個)
(または、アスパラガス、オクラ、ミニトマト、いんげんなどお好みの野菜でもOK)
●コーティング用オリーブオイル(またはお好みの油):適宜
●浸し液用・調味料
•だし汁:350ml(昆布出汁、カツオ出汁など)
(又は水350mlに粉末だしの素小さじ1を混ぜても)
•みりん:大さじ4
•しょうゆ:大さじ4
•砂糖:大さじ1
•塩:小さじ ½
•しょうが(細く刻む):15g
作り方
❶ 浸し液を作る
温めた少量の出汁に調味料を入れて混ぜ、砂糖と塩をよく溶かす。
そこへ刻んだ生姜と、冷ました残りの出汁を加えておく。(出汁は全量で350ml)
❷ 野菜を切る
ニンジンは火が通りやすいように細めに切る。
ナスは味が染み込みやすいよう、皮目に切り込みを入れてから食べやすい大きさに。
チェリートマトを使う場合は、竹串や爪楊枝で数カ所穴をあけておくと、加熱しても皮が破れにくい。
❸ 野菜を焼く
野菜の種類ごとにボウルに入れ、油を少量まわしかけて全体を軽くコーティングする。
フライパンで種類ごとに焼くか、オーブン使用の場合は天板に並べ、
180〜200℃で10〜15分、火が通るまで焼く。る。
❹ 熱いうちに浸す
焼けた順に平らな容器へ移し、熱々のうちに浸し液を上から注ぐ。
「熱いうちに浸す」ことで、味がしっかり染み込む。
❺ 冷やす
粗熱が取れたら冷蔵庫へ。

佐々木由美さん
料理家ワナカでローカル向けの和食料理教室を毎月開催して今年で14年目。地元だけでなく北島・南島からの参加者もいる教室は今やワナカのアクティビティの1つに。ニュージーランドの旬を取り入れ、日本の文化や風習とともに紹介する季節のレシピを軸に、遊び心ある融合スタイルも提案。ベジタリアン・オプションやグルテン・フリーにも対応。
【Email】japanese.cuisine.wanaka@gmail.com
【FB】Japanese cuisine cooking class @wanaka
【IG】yumi.matcha.wanaka 創作和菓子とお茶 / wa.table.wanaka 季節の料理
