不動産広告や、実際の不動産売買プロセス中、特有の言い回しや略語を見聞きすることが多いと思います。
今回は、知っていると便利な不動産用語を幾つかご紹介させていただきたい。
TLC:Tender Love & Care の略、『優しい愛と気遣い』が必要、つまり要メインテナンス、修理修繕等が必要な物件という意味。
Do-up:TLCと意味は近い。そのままで住むには難あり、リノベーション等が推奨される物件に対してよく使われる。
Done-up:リノベーション済という意味。
CVまたはRV:CV はCapital Value、RVはRated Value の略。いずれも役所が算出した各物件の推定資産価値のことを指す。
Rates:固定資産税のこと。上記のCV/RVの額により固定資産税が算出される。
LV及びIV:LVはLand Value地価、IVはImprovement Value 建物/上物の価値。
Conditions:コンディション、オファーを入れる際に付ける各種条件のこと。各条件は両者が合意した必要日数内に全て解決/満足すれば契約締結となる。
<代表的なコンディション>
Finance:購入金借入の可否
Building Report, LIM Report(Land Information Memorandum):役所が知り得る範囲の各不動産に関する情報が記載されたレポート
Due Diligence:不特定の調査のこと。Due Diligence 期間中は如何なる理由でも契約を破談にすることができる
Unconditional:コンディションが無い状態、前述のコンディションが全て解決、あるいは双方が満足して契約を締結することをUnconditionalと言う。
またUnconditional offer とは、無条件の購入申し込みという意味で、両者合意直後に契約締結となる。
Deposit:手付金のことで通常は購入金額の10%をUnconditional 時に支払う。
Settlement:物件引渡し日。売手の口座に着金が認められてSettlementとなり、その瞬間から買手に鍵を手渡す事が可能となる。
Hiroko Jenny
イェニー浩子1994年よりオークランド在住。ツアーガイド、クレジットカード会社、ブランド店勤務を経て不動産業界12年目。YouTubeでは不動産だけではないNZ情報発信中。