2018年12月号掲載
ニュージーランドの人々はDIYが大好き。ホームセンターでは、あらゆる部品が売られ、作業のノウハウもユーチューブなどの動画投稿サイトで知ることができます。デッキ設置や壁のペンキ塗りなどは、知識や経験のない人でもできるようです。
マイホームや投資用物件でお得なやり方は、築20〜30年程度の家を購入してリフォームすること。水道の配管や電気関係以外は自分で改装できるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
若いキーウィカップルは趣味と実益を兼ね、長い時間をかけて少しずつ家を改装しています。気の長い話ですが、この国に長く住んでいますと、改装工事は楽しみの一つなのだとわかります。
そういう作業には興味も時間もないという方は専門家に依頼しましょう。贅沢なお話ですが、インテリアデザイナーに図面を依頼して大改装する人もいます。中古物件もデザイナーズハウスに大変身です。
最近は、白をベースにしたタイル張りで、イタリアン大理石のベンチトップがあるキッチンがトレンドです。キッチンに洗濯機と乾燥機を設置するのもはやっています。
改装にかかる費用ですが、バスルームの全面改装は2万ドル前後、システムキッチンの改装なら2万〜3万ドルを見ておきましょう。床のカーペット交換は、平均的な3LDKで約1万ドルです。価格は器材の質などによって変わってきます。例えばタイルですと、専門家にお手ごろなものを見つけてもらったり、材料店でワンシーズン前の在庫が少ないものを選ぶとお得に調達できますね。
投資家やマイホームを売る予定の方は、購入してくれそうな方の国や生活スタイルを考慮したリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。例えばインド系の方は、夏の暑い時期に裸足で涼しく過ごせるよう、リビングもタイル張りの家が多いです。国際色豊かなニュージーランドならではの住宅販売テクニックですね。
Yoshiko Isshiki
一色 良子2004年よりHarcourtsにて日本人不動産コンサルタントとして活躍。オークランドを中心に、物件の売却や購入、資産投資運用について手厚くアドバイスを行う。
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