ニュージーランドの運転時のアルコール制限基準と罰則

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暴力犯罪、殺人、飲酒運転、家庭内暴力、酩酊者の留置場への収容、青少年が関与する事件や犯罪など、警察業務のかなりの割合がアルコールに関連する事件です。大まかにアルコールが起因の事件は下記のとおりです。

●交通事故(5件中1件)
●交通違反(4件中1件)
●性犯罪(5件中1件)
●窃盗事件(4件中1件)
●暴力事件(3件中1件)
●家庭内暴力(3件中1件)
●重大な暴力事件(2件中1件)
●薬物や反社会的犯罪(2件中1件)
(    )はアルコール起因の発生件数

飲酒運転についての取り締まり強化

アルコールおよび薬物は、死亡事故の約3分の1を占めます。飲酒後の運転が安全かどうか?合法かどうか?少しでも疑問があるのなら運転をやめましょう。

運転時のアルコール制限基準

●呼気1リットル当たり250マイクログラム(mcg)
●血中アルコール濃度は、血液100ミリリットル当たり50ミリグラム(mg)
20歳未満の飲酒運転は法律で禁止されています。

法律では、血中または呼気中のアルコール量が制限値を超えた場合、運転してはならないと定めてられています。この制限値に達するまでに飲めるお酒の量は、性別、体格、食事の量など、さまざまな要因によって異なります。少量のアルコールでも運転に影響することがありますので、少しの飲酒でも運転はやめてください。飲んだら乗るなを肝に銘じましょう。

●タクシーを呼ぶ。
●公共交通機関を利用するか、飲酒していない人に運転を代わってもらう。
●事前に帰宅方法を計画する。

呼気検査で呼気1リットルあたり250mcg以上のアルコールが検出された場合、12時間の運転が禁止されます。リフトを手配するか、誰かに車を運転してもらう必要があります。

飲酒運転の罰則

●1回目または2回目の飲酒運転で有罪判決を受けたドライバーは、最高3ヶ月の禁固刑または最高4,500ドルの罰金に処せられ、6ヶ月以上運転免許を失う可能性がある。
●呼気検査の結果や過去4年間の飲酒運転歴により警察は、その場で28日間の運転免許の停止や車両を最長28日間押収する場合もある。
●犯罪歴に残る
●ビザ申請がキャンセルになることもある
●永住ビザを所持していても強制送還される可能性がある

(Immigration ACT S.161に記載)

飲酒に関する外出時の注意点

パブやクラブ、パーティに出かける時は先を読みながら行動し、事前に危険な状況を避けるようにしましょう。自分自身と友人の安全を確保することが大切です。被害者になるリスクを減らすために、外でお酒を飲む予定がある場合は、以下のことを心がけましょう。

●携帯電話の充電が十分であることを確認する。
●どのように家に帰るか事前に計画を立てる。
●タクシー番号を携帯電話に保存する。
●帰りの交通費を払う必要がある場合に備えて、常に現金かエフトポスカードを持っておく。
●飲み始める前に空腹を満たしておく。
●外出先で友人とはぐれないようにする。
●仲間とはぐれた場合に、合流できる場所を決めておく。
●家に帰るときは友人を一人にせず、必ず参加したメンバーで一緒に帰る。
●お酒を飲むたびにコップ1杯の水を飲む。
●見知らぬ人からの飲み物を受け取らない。
●大通りと明るい場所を通ることを意識する。

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