複数の疾患や症状の重さに対応できる保険もある

NZ版 知っトクなっとく保険ガイドLIFESTYLE

2022年5月号掲載

トラウマカバーと呼ばれる疾病保証は、保険加入者が重い病気や大きなけがをした場合に保障を受けることができます。さまざまな種類がありますが、その中の一つで、症状の重さに連動して複数の保険金が支払われるという他にない疾病保証、AIAのプログレッシブ・ケアをご紹介します。

この保険は下記の5つのカテゴリー*に分類された70の病状をカバーします。

各カテゴリーでは、重症度レベル1(最も重い)からレベル4/5(最も軽い)までに分けられ、重症度に応じた割合で保障されます。例えばがんカテゴリーでレベル5の場合、保険金額の10%が支払われます。保険契約開始時には、5つのカテゴリーの補償額はそれぞれ同額です。保険金を請求すると、その分の保障金額は減りますが、残りの金額で保障が継続されます。

プログレッシブ・ケアの強みは、最初の請求(FIrst Claim)を行った後、症状が悪化したり、より重度の関連疾患に罹患した場合(Related Claim)、または無関係の症状(Unrelated Claim)を患った場合に、将来保険金請求を行うことができる点です。

First Claim

特定のカテゴリーで保険金が支払われた場合、そのカテゴリーで残る保険は、保険金支払額分だけ減少します。100%の保険金を受け取った場合、そのカテゴリーの保険は満額となります。ただし他のすべてのカテゴリーの補償額に影響はありません。

Related Claim

病状が悪化したり、関連する病気にかかったりした場合再度請求することができます。ただし、重症度は前回の関連保険より高くなければなりません。この場合、保険金の支払いは、重症度の増加に基づいて行われます。

Unrelated Claim

過去の請求とは無関係の病状が発生した場合。

新田直人
Naoto Nitta
新田直人

ファイナンシャルアドバイザー。ニュージーランド全国に対応して、一人一人にマッチした生命保険を分析、提案している。電話やメールで保険の相談はすべて無料。

【Ph】027-230-4984
【E-mail】naoto.nitta@cfan.co.nz

*この表はガイドラインで実際の保険金請求は保険規約に基づきます。
※この記事はあくまでも保険情報の提供であり、個々の保険アドバイスは必ず保険アドバイザーにご相談ください。