Vol.011 シルバービーツと豚肉の和え物

ニュージーランドの食材で作れる!アオテアロアの恵みレシピ!GOURMET


シルバービーツ Silverbeet

シルバービーツとは?向いている料理や選び方

シルバービーツは育てやすいということから家庭菜園で人気のある野菜の一つです。

白い茎と大きな葉が印象的なシルバービーツは、茎がオレンジ、黄色、紅色とカラフルな茎が印象的なスイスチャードと同種の葉野菜です。和名は不断草。地方によりトキシラズ、シロナなどと呼び方が変わります。面白いですね。

若葉は生食でサラダに、そして成育した物は下茹でをするといただきやすくなります。特に茎の部分は甘味が引き出されるので、炒め物、和え物、煮物やスープにも向いています。葉はお浸しにすることが出来ます。

丈が低く葉に張りがあり、茎の細い物が筋が少なく口当たりが良いです。

鉄分を筆頭に含まれている豊富な栄養素

一般的な緑黄色野菜同様にβ—カロチン、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、鉄分、そして食物繊維が豊富に含まれており、葉の部分の鉄分はほうれん草の2倍近くあります。今回は鉄分の吸収率を高める料理方法をご紹介します。

材料

A
シルバービーツ:200g 1/把弱
ニンニクのみじん切り:小さじ1
生姜のみじん切り:小さじ1
ごま油:大さじ1
塩こしょう:適宜

B
油:大さじ1
ニンニクみじん切り:小さじ1
生姜千切り:小さじ2
豚肉のロース:1枚(150g〜200g)
しょうゆ:小さじ1

調味料
味噌:小さじ1〜2
酒:小さじ1
ハチミツ:小さじ1

作り方

❶Aのシルバービーツは茎と葉を切り離し、一つまみの塩を入れた沸騰したお湯で柔らかくなるまでゆでる。茎は薄い斜めの薄切り、葉は食べやすい大きさに切り、水気をよく切る。
❷シルバービーツをAのニンニク、生姜、塩こしょう、ごま油で和える。
❸Bの豚肉のロースを5ミリくらいの薄切りにする。
❹フライパンに、Bの油、ニンニク、生姜を加えて中火で香りを引き出してから、強火にして豚肉を加えて火が通るまで炒めて合わせてから調味料を加え肉に味を絡ませる。
❺❷のシルバービーツの上に❹の豚肉を盛り付け黒コショウを適宜加えて、シルバービーツと豚肉を和えてお召し上がりいただけます。

一口メモ:全ての材料を合わせて少量の水を加えて煮込むと、こってりとした一品に仕上がります。

Kuniko Maruyama

丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ

栄養指導回数は1万回以上。メタボ・アンチエイジング・体質改善・便秘など、ホリスティックなアプローチでプログラムを提供。ズボラ管理栄養士の瞬間クッキングも好評。自身の体質改善の際に”全ての病は腸から始まる”というヒポクラテスの名言を体感するなかで、ボーンブロスに魅せられ、手軽なボーンブロスの素を国内外に紹介中。

【Web】www.umamilife.net
【FB】facebook.com/yesumamilife

 2023年8月号掲載