Vol.013 冷製も楽しめるウォータークレソンのポタージュ

ニュージーランドの食材で作れる!アオテアロアの恵みレシピ!GOURMET


ウォータークレソン Watercress

デトックス効果が嬉しい野菜!選び方と保存方法は?

肉料理の付け合わせ程度に思われがちのウォータークレソンですが、和名のオランダカラシの通り辛味があり、その成分に薬草のような効果があることから、身体の巡りを整えるデトックス効果のある食材として、この季節におススメさせていただきたい野菜の一つです。

選び方ですが、茎が太く葉が元気な物を選ぶと良いでしょう。また、保存方法では、保存温度が高いと茎が太く硬くなるので、湿らせたキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れてから冷蔵庫で立てて保存しましょう。根が伸びやすくはなりますが、容器に水を張り茎を入れて保存することもできます。

冷製も楽しめるウォータークレソンのポタージュ

クレソンの栄養をたっぷりいただくメニュー

β―カロチン、ビタミンCやK、葉酸、カルシウム、鉄分、カリウムが豊富に含まれています。辛味成分はワサビ同様に抗酸化作用のある「シニグリン」が含まれています。辛味を和らげてビタミンや酵素もたっぷりといただける、ウォータークレソンのポタージュ(冷温で楽しめます)をご紹介いたします。ピッとした辛味がお口の中で広がるクレソン分量になっています。辛味が気になる場合は、クレソンの量を減らしたりミルクを加えたりしてください。

材料

じゃがいも:中1個(200ℊ)
玉ねぎ:中1個(200ℊ)
塩:一つまみ
ボーンブロスもしくは水:適量
ウォータークレソン:150g(ざく切りで3カップ)
胡椒:適量
お好みのミルク:適量

作り方

❶下準備として、じゃがいも、玉ねぎは薄切りにし、クレソンはざく切りする。
❷鍋にじゃがいも、玉ねぎ、塩一つまみの順に重ね入れて、材料が隠れるまでブロスを加え火にかける。
❸沸騰後は弱火にし、じゃがいもが柔らかくなったら火を止めて、クレソンを加え蒸し煮にする。
❹❸をミキサーやブレンダーにかけてピューレ状にする。この時にピューレの濃度や味を胡椒やお好みのミルクで調節する。

ブロス:牛、鶏、豚、魚等の骨を中心に低温で長時間煮込んだ濃厚なスープ。健康な身体を維持するために必要な栄養素のコラーゲン、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれていることから、天然のサプリメントとも言われている。保存や携帯に便利で匂いや脂っぽさが気にならないと好評をいただいているブロスの粉を使うことも出来ます。

Kuniko Maruyama

丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ

栄養指導回数は1万回以上。メタボ・アンチエイジング・体質改善・便秘など、ホリスティックなアプローチでプログラムを提供。ズボラ管理栄養士の瞬間クッキングも好評。自身の体質改善の際に”全ての病は腸から始まる”というヒポクラテスの名言を体感するなかで、ボーンブロスに魅せられ、手軽なボーンブロスの素を国内外に紹介中。

【Web】www.umamilife.net
【FB】facebook.com/yesumamilife

 2023年10月号掲載