Vol.009 パースニップの金平風

ニュージーランドの食材で作れる!アオテアロアの恵みレシピ!GOURMET


パースニップ Parsnip

寒くなると甘くなるパースニップ

ドリトル先生のお話にも出てきたパースニップですが、「白ニンジン」という和名があります。そして日本では「サトウニンジン」と言う名前で売り出されているそうです。

一般的な料理方法は、ロースト、マッシュ、スープがあげられます。

嬉しい栄養価

食物繊維、ビタミンとミネラルが豊富で抗酸化作用もあります。血液凝固や骨の形成にも大切なビタミンKや、赤血球を健康な細胞の成長と機能に必須で妊婦さんや貧血傾向のある多くの女性にお薦めの葉酸も豊富に含んでいます。言うまでもなく、食物繊維も豊富なので便秘の予防や血中のコレステロールを下げる可能性があります。

両先端をもってパキッと割れる位の瑞々しさと硬さがあるもの、さらに小さめのものは甘味が強くて旬の味を楽しんでいただけると思いますので、ご購入時の参考になさってください。

材料

油:小さじ1
唐辛子、ニンニク:適宜
パースニップ(小):1本
ニンジン(小):1本

【合わせ調味料】
 酒:大さじ1
 醤油:大さじ1〜2
 ハチミツ:小さじ2

ごま油:小さじ2
炒りゴマ、白ゴマや刻んだナッツ:適宜

作り方

❶パースニップとニンジンをマッチ棒位の千切りにする。
❷フライパンに油を敷き、唐辛子、ニンニクを加えて弱火で香りをたたせる。
❸野菜を加えて、しんなりする直前まで炒める。(歯触りを残す)
❹合わせ調味料を回しかけて、汁気を飛ばす。
❺ごま油を一かけして、混ぜ合わせて火を止める。
❻器に盛りつけて、ゴマやナッツを金平の上に振りかける。

ちょっと一工夫:料理にうま味を加えたい時や、食事の全体を見てタンパク質源が少ない時に、ボーンブロスの粉を仕上がった料理に振りかけることができます。

Kuniko Maruyama

丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ

栄養指導回数は1万回以上。メタボ・アンチエイジング・体質改善・便秘など、ホリスティックなアプローチでプログラムを提供。ズボラ管理栄養士の瞬間クッキングも好評。自身の体質改善の際に”全ての病は腸から始まる”というヒポクラテスの名言を体感するなかで、ボーンブロスに魅せられ、手軽なボーンブロスの素を国内外に紹介中。

【Web】www.umamilife.net
【FB】facebook.com/yesumamilife

 2023年6月号掲載