Vol.005 冷温で楽しめる!とうもろこしのスープ

ニュージーランドの食材で作れる!アオテアロアの恵みレシピ!GOURMET


とうもろこし Sweetcorn

甘くてみずみずしい「とうもろこし」

店先で見かける「とうもろこし」の山は夏の季節の風物詩ですね。もちろん生でも美味しいのですが、保存性の良さと飽きの来ないシンプルな味と豊かな栄養素を生かして、南米では主食としてトルティーヤやコーンミールとして親しまれています。

ご飯との比較

同じ糖質量の白米のご飯(軽く一膳100g)と中位のとうもろこし一本を比べた場合、とうもろこしは水に溶けづらい不溶性食物繊維が多く含まれているので、腹持ちがよくなります。更に食物繊維は腸内環境を整える、血糖値の急激な上昇を抑える、血液中のコレステロールを抑える効果から、生活習慣病の予防にも役に立つと考えられます。そして、糖質代謝を助け疲労回復に役立つビタミンB1がご飯の6倍も含まれており、その他にも鉄、カリウム、ビタミンEなども含まれています。ごはんに比べて咀嚼時間が長くなるので早食い防止につながり、同じ糖質量でも満腹感を得やすくなります。
これらの特性を生かして、この夏は時々ごはんをとうもろこしへ置きかえて、楽しく美味しく健康増進してみませんか?今回は、冷温で楽しめる!とうもろこしのスープをご紹介します。ワンポイントアドバイスとして、1加熱をせずに作ることもできます。(胃腸の強い方向け)。2ミルクなどを加える前のピューレーの状態で冷凍保存ができます。3良質のたんぱく質が豊富なボーンブロスの粉を加えて、栄養バランスと腹持ちの良い一品に仕上げられます。

とうもろこしのスープ

材料

とうもろこし:2本
水、もしくはお好みのミルク:適量
塩、こしょう:適宜

作り方

❶生とうもろこしの粒を包丁でこそげとる。
❷鍋にとうもろこしの粒と、それが隠れる位の水を加えて火にかける。沸騰したら火を止めて、蓋をし予熱で蒸し煮にする。旬の味を生かしたいので、加熱はしすぎない。
❸粒と煮汁を、ブレンダーやミキサーでピューレ状にする。この時に水(ミルク)を加えてピューレする。口当たりを滑らかにしれたい場合はこし器にかける。
❹スープに水(ミルク)と塩こしょうを加えて、好みの濃さと味に調える。

Kuniko Maruyama

丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ

栄養指導回数は1万回以上。メタボ・アンチエイジング・体質改善・便秘など、ホリスティックなアプローチでプログラムを提供。ズボラ管理栄養士の瞬間クッキングも好評。自身の体質改善の際に”全ての病は腸から始まる”というヒポクラテスの名言を体感するなかで、ボーンブロスに魅せられ、手軽なボーンブロスの素を国内外に紹介中。

【Web】www.umamilife.net
【FB】facebook.com/yesumamilife

 2023年2月号掲載