カラダメンテ:足腰を鍛えバランスを整える ヒップオープナー・ストレッチ

カラダメンテSPORTS

2021年7月号掲載

足腰がだるかったり、何となく痛んだり、調子の悪い時ってありますよね。今回は、足腰を鍛え、左右のバランスを整える、簡単なヒップオープナー・ストレッチを3種類ご紹介します。下半身の不調を防ぐために、毎日取り入れることをお勧めします。高さを出して、姿勢が楽になるように、硬めのクッション(写真②参照)、ブロック等を利用してみてもよいでしょう。各ポーズ、ゆっくりと3呼吸ほどキープし、左側も行ってください。

トカゲのポーズ(ウタンプリスタサナ)

まず両手・両足を床に付け四つん這いの状態になり、右足を前方右手側に移動させます(つま先は、やや外向けにします)。その際、写真①のように、ひざを立て足裏全面を床に付けてもいいですし、内腿に効かせたい場合は、ひざを外側に倒し、足の側面を床に付けてもよいでしょう。左足は後方に長く伸ばし、太腿の前面付け根あたりがよく伸びている感覚を意識します。上体は、写真のように前方向に倒してもよいですし、手を床に付けたまま、上体を起こし、背筋を伸ばして視線を前方向に向けるのもよいでしょう。

猿のポーズ(アーダハナマナサナ)

次に、上体を倒していた場合は起こし、右ひざを伸ばしながらお尻の位置を左ひざの真上に持って行きます。右足のつま先を天井に向け、右の脚裏ふくらはぎの近辺が伸びているのを感じてください。手は腰、太もも、クッション等に置いて、体の中心軸に意識を向けながら、左右の違いを感じ取ってみてください(写真②)。

鳩のポーズ(アーダカポタサナ)

最後に、右ひざを大きく外に曲げながら右手の後ろにひざを置きます。右の外すねを床につけ、右足裏は天井に向けた状態で、右のかかとを左の太ももの前近辺に置きます(写真③)。右側の臀部がじわりじわりと伸びる感覚を味わいましょう。

①四つん這いの状態から、右足を前方右手側に出します。左足は後方に長く伸ばし、太ももの前面付け根がよく伸びている感覚を意識します。
②右ひざを伸ばしながら、お尻の位置を左ひざの真上に持って行きます。右の脚裏・ふくらはぎの近辺が伸びているのを感じてください。
③右ひざを大きく外に曲げ、右のかかとを左の太ももの前あたりに置きます。右側の臀部がじわりじわりと伸びる感覚を味わってみましょう。

ヨガは形の正解を求めるのではなく、自身にとって心地の良い体勢でストレッチが行えるよう常に体と対話し、工夫しながら続けていきましょう。

※本コラムで紹介する情報はあくまでも補助的なものです。既存の症状がある場合は、まず専門医を受診することをおすすめします。

Misato Radovanovich
Misato Radovanovich
ラドヴァノヴィッチ京(井上 京)

十代のころにヨガに目覚め、衣食住含め生活の節々にその哲学を取り入れる。RYT500認定ヨガ講師。

YOGA WEST、Unity Studiosほか
マタニティヨガ、産後ヨガ、ハタヨガ、リストラティブ、陰ヨガ、瞑想及びマインドフルネス、ヴィニヤサ、体質及び姿勢改善ヨガなどの多彩なプログラムを担当。
【Web】yogabliss.theblog.me