LOCAL / 2024年3月

Local オークランド・ウェリントン・クライストチャーチのカウンシルよりローカルニュースをご紹介!Monthly

GDPと雇用統計、2年連続増加

オークランドの市内中心部は、GDPと雇用の成長率において、2年連続でニュージーランド全体を上回っている。2023年3月までの1年間に国のGDPは2.8%増、一方、市内中心部のGDPは9.2%増加し、304億ドルに達した。雇用は7.3%増。1年間の平均雇用者数は過去最高を記録した。州議会の経済担当ギャリー・ブリック氏は「非常に明るい兆し。経済の主要地域であるオークランドでパンデミックとその後の試練を乗り越え回復していることは、ニュージーランド全体にとって良いニュースだ」と述べている。さらに、2021年からスタートした都市再開発プロジェクトによりさらなる推進が期待できるのではないか。

GDPと雇用統計、2年連続増加
© Auckland Council

新種のヤモリ、名前決まる

2014年に発見され10年近く研究をされた新種のヤモリは、”Korowai”と命名された。ムリワイビーチの砂丘地帯で発見された。総数200頭に満たないと言われる絶滅危惧種である。生物調査チームは5年間かけて生態を観察し、生息地を守るための保護活動を推奨。海岸でのレクリエーションや四輪駆動車などの危険から守るためにも人々の理解が求められる。

新種ヤモリは"Korowai”
© Dylan van Winkel

イーストビュー保護区、再活性化進む

歩行者用の通路、橋、プレイグランド、フィットネス設備が新たに追加されるだけでなく、オアマル湾の水質改善のための水辺の植栽を含む工事が予定されている。建設は2024年3月に開始され、天候次第で6か月ほどかかる計画だ。この期間中、保護区は完全に閉鎖され、公園への立ち入りはできなくなる。地方委員長で地元住民のマリア・メレディス氏は「グレンイネスでこのような進歩が見られるのは素晴らしいことだ。この地域に大きな変化をもたらすだろう」とコメントしている。犬の散歩やリフレッシュのための最適な場所となることだろう。

イーストビュー保護区
© Auckland City Council

堺市と姉妹都市提携30周年を祝う

2月4日は、ウェリントン市と日本の堺市の姉妹都市30周年の記念日。今年もジャパンフェスティバルが9月14日にマイケル・ファウラー・センターで開催される。堺市長が下半期に初めてウェリントンを公式訪問する予定である。1994年から始まった姉妹都市関係。翌年にはウェリントン堺協会(WSA)が設立され、ウェリントン堺青少年交流プログラムがスタート。2001年には芸術面での交流が始まり、ウェリントンの若手アーティストの作品が毎年堺に送られ、展覧会が開催されている。2007年に、キャサリン・マンスフィールド・パーク内に堺さくらんぼ園を開園。WSAの寄付により28本の桜が植えられている。

堺市と姉妹都市提携30周年
© Wellington City Council

新しい貯水池がオープン

2月12日、オマロロ貯水池の開通式が行われた。ウェリントン市議会トーリー・ファナウ市長市長は、貯水池エリアが一般公開されたことを喜び、その重要性について以下のように述べた。「プロジェクトチームは、貯水池を覆うために新しく植えられた樹木の隣に、人々が歩いたりできるスペースや2つの運動場を作り、魅力的な空間を生み出し、素晴らしい仕事をした。ウェリントン市の貯水量を大幅に増加し、 緊急時には、48時間分の飲料水を確保し、都市の回復力を高める上で重要な役割を果たす」ニュージーランド内では数少ない埋設貯水池の1つであり、地震にも耐えられるような設計がされている。

新しい貯水池がオープン
© Wellington City Council

キリンの赤ちゃん、すくすく成長中

ウェリントン動物園内で、昨年11月末に生まれたばかりのキリンの赤ちゃんニア。ニアと彼女の家族の楽しい情報を紹介したい。①ニアはウェリントン動物園で20年ぶりに生まれたキリンの赤ちゃんで唯一無二の存在だ。②現在の身長は7フィート、体重は113kg。これは標準的なオールブラックス選手の体重と同じ。③1日の8割は食事をしていて、最近のお気に入りのおやつはポフツカワの葉だ。④生息地で放牧している姿を観察するのに最適な時間帯は午前中。⑤母のズーリは水遊びが大好きで、父のサニーはオーストラリア出身。詳しくはウェリントン動物園の公式サイトへ。

ウェリントン動物園内で、昨年11月末に生まれたばかりのキリンの赤ちゃんニア
© Wellington City Council

再建中の南図書館、名前はŌmōkihiに

Ōmōkihiはマオリ語で旅人が収穫地に向かう途中で休憩した古代の集落のことだ。「私たちは皆旅の途中であり、ここは休息の場所、誰もが歓迎される場所である」と地元のマオリ、トゥアフリリ族の代表であるワティ氏は語る。この施設は 2011年の地震で大きな被害を受け、一時的に補修工事が行われたが、暖房や耐候性などの問題が残っており、2023年10月、市議会はコロンボ通りの川沿いの敷地に新たな施設を再建することを承認した。施設のコンセプトは、地元のコミュニティーからの意見をもとに設計されており、図書館、学習センター、カフェ、ガバナンススペース、会議室などが含まれている。

再建中の南図書館、名前はŌmōkihiに
© Christchurch City Council

中心部、より緑ある都市へ

サウス・イースト・セントラル地区の都市計画が進んでいる。今後10年間の地域開発の指針になるよう作成された草案に関する検討が、2月下旬にコミュニティー委員会の会議で行われ、承認されると地域協議会での検討が始まる予定だ。「2026年に開業予定のアリーナ『テ・カハ』の建設を初め多くの住宅開発と商業開発が進行しているので、一貫したビジョンを共有することが重要だ」と市議会委員のブルース・レンダル氏は述べた。地元住民からは、健康的で緑豊かな地域を望む声が寄せられ、交通の利便性が高く、質の高い住宅と活気のある商業エリア、そしてコミュニティーの繋がりが強い地域になるような計画を求められている。

© Christchurch City Council

サービスセンターがより便利に

2月15日より、フェンダルトンサービスセンターで、請求書の支払いが一度にできるようになった。NZ PostPlusの導入により、さらにさまざまな便利な新しいサービスが提供される。IRD、Kiwi Access(IDカード)の申し込み、ニュージーランド運輸庁NZTA Waka Kotahiサービスが含まれる。「地域社会のニーズに応えて、2016年にフェンダルトンのサービスセンターで郵便サービスの提供を開始し、続いてパパヌイ 、リカトン、リンウッドアンドシャーリーでも同様のサービスを導入し、皆様に喜んでいただけている」と責任者のサラ・ヌマン氏は述べた。

サービスセンターがより便利に
© Christchurch City Council

情報提供:Auckland City Council / Christchurch City Council / Wellington City Council