PICK UP
ニュースだけでは見えない真実に迫る
Doc Edge International Documentary Film Festival 2023
年目を迎えるドキュメンタリー映画祭。国内外から社会正義、環境問題、人権、芸術をテーマとしたドキュメンタリー作品約60本を上映。ウクライナのジャーナリストがロシアの侵略により包囲された街で戦争の残虐行為の撮影に奮闘する「20Days In Mariupol」や歌に人生を捧げたディスコクイーンのドナ・サマーを題材にした作品など、幅広いトピックばかりだ。またワークショップでは視聴者が映画制作工程に触れることで製作者の視点を持つことができ、ドキュメンタリー制作の難しさや複雑さを理解する貴重な機会になるだろう。
躍動感と走行技術が魅せる3日間
International Rally of Whangārei
世界ラリーの中でも最高峰と言われるFIAアジアパシフィックラリー地域選手権が開催される。国内外のトップドライバーやチームが集結し世界最高の未舗装ラリーロードと称されるファンガレー近郊で激しい競争を繰り広げる。高い運転技術と車両のコントロール能力を必要とするスペシャルステージにはヘアピンカーブ、橋の下、ジャンプ台、コーナーなど18箇所が用意され、見どころ満載の迫力のあるレースとなるだろう。
アオテアロアが笑いの渦に包まれる
NZ International Comedy Festival
30年の歴史を誇るコメディフェスティバルが復活。国内外のお笑い芸人がNZ各地にて600以上のステージを披露。ビリーティー賞受賞のメラニー・ブレイスウェルが司会を務めるベストフーズコメディガラを皮切りに、深夜のコメディショー「ベスト・オブ・ザ・フェスト」や話題の人物で笑いをとるトム・セインズベリーとドラッグクイーンのジュディ・ビラゴがホストの「ラウド&クィア」など、笑いに浸れる1ヶ月となる。
ART
Open CHCH
「優れたデザインは人々の生活を向上させる」という命題のもと、クライストチャーチ市庁舎やカンタベリー大学などのクライストチャーチでランドマーク的な52箇所の建物を市民に無料開放し、建物を通して街と繋がる機会を提供する。インタラクティブな展示やガイドツアーなど様々なアクティビティが用意され、身近な建物の魅力を再認識できる。
FESTIVAL
PRINTOPIA FESTIVAL
印刷技術を紹介するイベントがコーバンエステイトにて行われる。全国のアーティスト、印刷会社、ギャラリー、教育機関が集結し、様々な版画技法を紹介するトークイベントや蛍光塗料などの特殊インクでのスクリーンプリントライブや封筒、卵パック、包装紙などの不要物を使った手漉き紙の製作などワークショップは想像力をかき立てるものばかりだ。
FOOD
Visa Wellington On a Plate
ウェリントン地域が誇る質の高い農産物と優れた才能を紹介する料理の祭典。地元のシェフがフェスティバルのテーマである「型を破る」に触発された料理やセットメニューを披露。食べ歩きだけでなく非日常的な体験として目隠しをしながら食べるダイニング・イン・ザ・ダークや国会議事堂の大ホールでの豪華なダイニング体験なども用意されている。
COMMUNITY
Arbor Day 2023
コミュニティ植栽イベント。イギリス統治以前の自然林、湿地、湖の生態系の再現を目標として設立されたワイファカレケ自然遺産公園で18,000本の自生植物を植える生態系復元プロジェクト。雨天決行のためレインコートや長靴、水筒とやる気が必要だ。申し込みはウェブサイトまたはGerard Kelly 0212862066まで。
THEATRE
Romeo & Juliet
シェイクスピアの名作をロイヤルニュージーランドバレエ団が再演。禁断の愛の描写、ダイナミックな戦いのシーン、そして愛と悲劇のクライマックスを、華麗な表現力と高い跳躍力、アームワークの美しさなどのダンス技術で観客に感動を与える。またアカデミー賞受賞デザイナーのジェームズ・アチソンによる精巧なセットと豪華な衣装も見どころの一つ。
LOST IN MUSIC
ディスコの黄金時代をトリビュートしたミュージックショー。ドナ・サマー、グロリア・ゲイナー、ダイアナ・ロス、アース・ウィンド&ファイアーなど70年代ディスコを代表する歌手達の人気曲が迫力の歌声を持つボーカルとライブバンドによって再現される。ホットスタッフ、ブギーワンダーランド等のダンスナンバーに酔いしれる夜となるだろう。
※イベントは中止や延期になる可能性があります。最新情報は各イベントのウェブサイトでご確認ください。
2023年5月号掲載