LOCAL / 2024年2月

Local オークランド・ウェリントン・クライストチャーチのカウンシルよりローカルニュースをご紹介!Monthly

リサイクル分別、新ガイドライン

リサイクル分別について、2月から国全体で統一した新しいルールが適用されることになった。オークランド市長は、「適切なもののみをリサイクルボックスに入れることで、廃棄コストを削減することに貢献できる。自然環境を保護し、より多くの資源をリサイクルし、経済に貢献したい。廃棄物を減らす最もいい方法は、使い捨てを減らすこと。次に正しいリサイクルを徹底することだ。2040年までに廃棄物ゼロというオークランドの目標に向けた重要なステップである」とコメントした。新ガイドラインは、Auckland Councilのウェブサイトで確認できる。

オークランドのリサイクル分別、新ガイドライン
© Auckland Council

洪水から1年、サニーヌックコミュニティーに壁画

ワイラウ・バレーのウールワース・サニーヌックに、昨年の洪水被害を記念する壁画が完成した。デボンポート・タカプナ地域理事会から災害時に協力しあった住民への賛辞として贈られた。壁画は、自然環境との調和をテーマとしており、地元のアーティストであるヒル・メイル氏が制作し、「地元の人々を励まし、この空間をより素敵な場所にしたかった」と語った。壁画の公開日には、地元の小学校と中学校の学生が訪れ、制作過程についての話をするなどの交流があった。

洪水被害を記念する壁画
© Auckland City Council

津波避難マップがアップデート

オークランド緊急事態管理局が、地域の津波避難マップを更新した。当局は住民に対して、自分の住んでいる地域や職場が、津波避難区域に認定されているかどうかを確認するよう呼びかけている。新しいマップは、赤色と黄色で危険レベルを示しており、より分かりやすい仕様になっている。最新の調査によると、津波による浸水の危険性を示す地域は以前よりも減ったが、依然として緊急事態に備え、事前に緊急時の行動や持ち物を確認することを推奨している。

津波避難マップがアップデート
© Auckland City Council

リサイクル、さらなる目標は?

リサイクルの新ガイドラインが全国的に変更されたが、ウェリントン市議会のルールは、新しい分別方法と一致しているため、これまで通りで変更はない。ローリー・フーン副市長によると、全国で一貫したシステムが導入されれば、より効率化するが、ゴールはリサイクルそのものを徹底的に減らすことだという。「最終的には、可能な限り、詰め替え、再利用、包装の代替え品を使用することで、リサイクルの量を劇的に減らすことが目標だ」と述べた。担当者は、「基本的なことをきちんとすることが大切だ。ボトルや容器の蓋を取り、すべてのものをすすぎ、缶やプラスチックのリサイクルをつぶさないように」コメントしている。

リサイクルの新ガイドライン:ウェリントン市議会のルールは、新しい分別方法と一致しているため、これまで通りで変更はない。
© Wellington City Council

ローカルコミュニティーに資金提供

マラマタカ(マオリの太陰暦)の始まりであるピピリ(6月頃)は、変革の時期とされ、地元のコミュニティーで、コレロ(マオリ語で、対話)、カイ(マオリ語で、食べ物、食事)、音楽、演劇、内省のために集まる時間である。ウェリントン市議会は、気候変動に関連した創造的なイベントを実施するための資金をコミュニティに提供するという。地域社会のつながりのために人々が集まり、計画を立てることを支援したいとし、プロジェクトのアイディアを募集している。

ローカルコミュニティーに資金提供
© Wellington City Council

水道インフラ、透明化求める

ウェリントン・ウォーター社(WWL)の運営実績に関する独立報告書が2月1日に発表され、実績改善のため、いくつかの機会が提案された。ウェリントン市議会の長期計画財務パフォーマンス委員会は、WWLが効率性を高め、コスト削減、透明性と報告を改善するための見直しを実施することを条件に、WWLの設備投資資金を230万ドル増額することに合意した。「この資金がきちんと使われていることを確認したい」と市長はコメントした。

ウェリントン・ウォーター社(WWL)の運営実績に関する独立報告書が2月1日に発表
© Wellington City Council

カンタベリー環境局、次なる計画を公開

サウスショアとサウス・ニューブライトンにおける河口縁辺での工事に進展があった。カンタベリー環境局のウェブサイトで、最終的な景観計画が公開されている。2020年から、土壌の浸食や洪水を軽減するためにインフラの整備が進められている。同時に、幅3メートルのウォーキング・サイクリングコースや、桟橋、新しい自然のプレイエリアなど、地域のレクリエーションの機会を強化することも目的とされている。さらに、大規模な沿岸への原生植林も計画されている。重要な樹木や灌木を残すために、工事や堤防の障害となる木々を撤去する場合は、代わりの木々に植え替える予定で、コミュニティーと密接に協力しながら進めていくという。

カンタベリー環境局、次なる計画を公開
© Christchurch City Council

野生の木々、花で彩る公園計画

アディントンのシメオンパークは、クライストチャーチ市議会公園局と地元のボランティアグループが共同で、「食の森」を育てることを目的に、小さな果樹園と共に、あえて芝を刈らないエリアを設けた。エネルギーの無駄遣いである大量の芝刈りを減らすためのアイディアとして採用され、原生種などを植え、人々に理解してもらうために手書きの看板を設置した。このプロジェクトは公園をより明るくし、多様性のある空間にすると共に、環境への影響の軽減に役立っている。

野生の木々、花で彩る公園計画
© Christchurch City Council

補修工事による交通規制

フェリー・ロードでは、地下の雨水排水管の補修工事により、交通と駐車場が一時的に変更される。作業期間中、フェリー・ロード、エンソース・ロード、オルドウィンズ・ロードの全車線に速度規制がかかる。さらに、フェリー・ロードからオルドウィンズ・ロードへの右折(東から来る場合)、およびエンサース・ロードへの右折(西から来る場合)は禁止される。2月末までに完了する見込み。最新情報、詳細はwww.ccc.govt.nz/ferryrd で確認できる。

補修工事による交通規制
© Te Puna o Waiwhetū

情報提供:Auckland City Council / Christchurch City Council / Wellington City Council