旅行中の水やり対策

園芸家が見つけた季節のたより 花と野菜と庭とLIFESTYLE

これからクリスマスホリデーもあるし、旅行を計画している人もきっとたくさんいるよね。そんな時、植物ってどうしてる?屋外は、灌漑設備をしてあるから問題ないさって人も、じゃあ室内の観葉植物は?って聞かれたら、毎年のちょっとした悩みになっている人もいるんじゃないかな?植物好きの友人に水やりを頼んだり、預けたり、ちょっとしたバイトとして水やりを頼んだりする人もいるかもしれない。数日〜1週間位だったら、少し深めの容器やバケツに植物を入れて、鉢の1/3程水に浸してしのぐのが1つの方法。バスタブにまとめて浸すのもいいね。

水耕栽培という方法もありだニャ。時々水替えして管理してね♥
Sansevieria(左)Asplenium leslie (右)
Sansevieria(左)Asplenium leslie (右)など、葉が分厚く固い植物は乾燥に強いので旅行好きにオススメ。

その期間の蒸散を少なくするために、少し日陰の環境にまとめて置いておくといい。次にあまり日の当たらない屋外に出して、同様に腰水につけておくのも良い。それ以上〜1ヶ月くらいの旅行なら、腰水をしつつ、その間週1回ペースくらいで水やりを誰かに頼むと良い。屋外だったらより頼みやすい。ただし日が直接当たるような場所に置くと、一気に葉焼けして痛むので注意が必要だ。あとは、なんだか最近ずいぶん乾きやすいなと思った鉢は、根っこが鉢内でパンパンになっている可能性がある。そのような状況は、通常より乾きやすくなる。旅行が決まっているなら早めに植え替えをして大きな鉢に植え替えをしておくのも有効だ。そして重要なのは、もし誰かに管理を頼んだら、枯れたり調子が悪くなっても自己責任というのを頭に入れておく事。そして枯れたら潔く諦める事。で、旅行中は植物の心配をせずに楽しむ!これが一番大事。

Naomiさんとネコ先生
Naomi Goto Garrett
五嶋ガレット直美

日本でガーデンデザイナー、イラストレーターとして活動。
園芸雑誌や新聞へのコラム執筆、デザイナー向け講演も行う。
現在クライストチャーチ近郊に在住。

【ブログ】naomigarden8.com