パートナービザ、ワークビザに関する変更の見通しについて

パートナービザ、ワークビザに関する変更の見通しについてIMMIGRATION
ビザエージョントによるニュージーランドビザ最前線

パートナービザに近々変更が

現在、Accredited Employer Work Visa(AEWV)保持者の配偶者・パートナーは自由に働ける「パートナーワークビザ」の申請が可能です。

NZ移民局は昨年12月にこのパートナービザの申請条件を引き上げる予定でしたが、今年4月まで延期しました。変更の内容はまだ決定していませんが、パートナー自身の給料も時給中央値(現在$27.76。2023年2月27日より$29.66になる予定)以上である必要が出てくる可能性があります。

いずれにせよ「パートナー観光ビザ」はこれまで通り申請可能だと思われます。この観光ビザで就労できる可能性がありますが、まだ未定です。

4月に予定されている変更より前に申請すれば、今まで通りの条件で「パートナーワークビザ」が申請可能です。現在パートナーワークビザを取得・サポートする予定がある方は、変更前に申請してしまった方がいいでしょう。

ワークビザ保持者の転職にも変更

昨年12月、「ジョブチェンジ」と呼ばれる新しい政策が出ました。現在AEWVを持っていて転職したい場合、新しい職場もワークビザをサポートする準備が整っている必要があります。ここでいう準備とは、認可企業になっていて、ジョブチェックも承認されている状態です。

現在、旧ワークビザであるEssential Skills Work Visa(ESWV)を持っていて転職したい場合、多くの職業では、新しい職場が求人広告を出して「雇えるNZ人がいない」ということを証明する必要が出てきました。

昨年NZ政府が発表した移民リバランスの政策では、「国のスキル不足の補填」と「従業員全員の就労環境の改善」がゴールに掲げられました。これからはワークビザにも永住権にも「ハイスキル」な人材が求められていることが読み取れます。ただし同時に、労働力不足が深刻な現場からの声にも答えるべく、政策変更は度々持ち越されています。

ビザコンサルタント 山下ゆき
Yuki Yamashita
山下 悠貴

永住権やワーク、パートナー、起業等あらゆるビザのサポートをするハンナコンサルタントの日本人移民アドバイザー。20分の無料相談受付中。

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2023年1月号掲載