【注意喚起:スズメバチにご注意を!(オークランド)】

バイオセキュリティ当局は、オークランド市民に対しキイロスズメバチ(yellow-legged hornet)への注意を呼びかけている。

10月17日、グレンフィールド(Glenfield)地区で巣を作り始めた女王バチが確認され、当局が直ちに巣を撤去した。これにより当面の危険は取り除かれたが、夏の到来に伴い未発見の巣が存在する可能性があり、さらなる警戒が必要とされている。

同局によると、キイロスズメバチの女王バチがニュージーランド国内で見つかったのは初めて。今年初めには、グラフトン(Grafton)やアルバニー(Albany)で雄の個体が2匹確認されている。今後の侵入防止には市民の協力が不可欠としている。

キイロスズメバチは在来のミツバチや野生のハチを捕食するため、養蜂業や生態系への影響が懸念される外来害虫。ハチやハエのほか、果実や花の蜜も食べるなど食性が広く、果樹農家や在来種の昆虫・鳥類にも悪影響を及ぼす恐れがある。また刺されると強い痛みを伴う。

市民には、疑わしいハチや巣を発見した場合、ウェブサイトまたは専用ホットライン(電話:0800 809 966)に通報するよう呼びかけている。

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