髪のきしみ- 根本原因と解決法

美活推進部LIFESTYLE

2020年11月号掲載

日本にいたころよりも髪がきしんでしまい、お手入れが必要と感じる人も少なくないのではないでしょうか。ニュージーランドの水は硬水のため、水道水に含まれるミネラルが髪の毛のタンパク質に付着し、髪のきしみが起きやすいんです。また乾燥やクセ、傷みによっても髪はきしんでしまいます。

乾燥しやすい髪にはアミノ酸系シャンプー

髪の毛は時間の経過とともに毛先から少しずつ乾燥していくため、乾燥しがちな髪質の人は、傷んでなくても広がりやすくなります。洗い流さないトリートメントを活用して主に毛先を保湿しましょう。シャンプーボトルの裏側に表示されている配合成分にも気を遣ってみてください。ラウリル硫酸ナトリウム(sodium lauryl sulfate)やラウレス硫酸ナトリウム(sodium laureth sulfate)、ラウレス硫酸アンモニウム(ammonium laureth sulfate)といった高級アルコール系のシャンプーは洗浄力や脱脂力が強く、必要な脂分まで落として乾燥を促進してしまうことも。

おすすめはアミノ酸系シャンプー。アルコール系シャンプーほど洗浄力は強くなく、髪の毛を柔らかく洗い上げてくれます。硬水でも泡立ちがよいのもポイント。髪の毛が乾燥しがちだと感じたら、シャンプー選びを見直してみてください。

髪にクセがあるときしみを感じやすく

髪の毛にクセがある人は、うねりのため髪の毛一本一本の抵抗があり、ストレートの髪よりもきしみを感じやすい傾向が。そのような髪にはタンパク質を柔らかくする成分、ヒドロキシエチルウレア(hydroxyethyl urea)が配合されたシャンプーがよいでしょう。クセの度合いにもよりますが、しばらくお手入れが楽になるストレートパーマもおすすめです。

傷んだ髪にはとにかく保湿を

ハイトーンのカラーをしている人に多い、傷みによるきしみ。髪の毛同士が引っ掛かったり、濡れた髪にくしを通しづらいですし、乾燥もしやすく。
このような場合も、洗い流さないトリートメントを使って傷んでいる所を保湿するのが一番効率的でおすすめです。キューティクルを引き締めることでくし通りがよくなり、お手入れしやすくなります。

解決する方法はたくさんありますので、お電話もしくはメールにてお気軽にご相談ください。

①【乾燥によるきしみ】やさしく洗い上げるアミノ酸系シャンプーや洗い流さないトリートメントが有効
②【髪のくせによるきしみ】タンパク質を柔らかくする成分を配合したシャンプーがおすすめ
③【カラー後のダメージによるきしみ】洗い流さないトリートメントで効果的に保温を
④ストレートパーマでうねりを取り除くとお手入れがグンと楽になり、手触りもサラサラに
長谷川竜士
Tatsushi Hasegawa
長谷川竜士

18歳から美容の仕事に携わり、日本では美容師として銀座で働く傍ら、24歳からメイクアップアーティストとして活動。
国内TVCM、ブランド広告等を手掛けた。

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