ラグビー女子日本代表「サクラフィフティーン」と並走しよう!いよいよ試合直前!戦術編

ラグビー女子日本代表「サクラフィフティーン」と並走しよう!いよいよ試合直前!戦術編SPORTS

写真:リラックスして練習する選手たち。練習ではイーデンパークでプレーできる嬉しさを味わいつつ、試合当日は平常心でのぞむ。

いよいよ本日は試合当日。前日である昨日、公開練習後の質疑応答では佐藤選手が答えてくれた。ブラックファーンズは身長も体重も大きい相手、チームとして戦う準備はどうか?という質問に、「ブラックファーンズはアタックが得意なチームなので、私たちはディフェンスで80分間やりきる気持ち」とのこと。『テトリス』というユニークなキーワードで、横とのコネクションを強くし、隙間なく体のサイズに合わせていくという。また、ニュージーランドはラックから持ち出して走ってくることが多いということで、ラックサイドをしっかりケアして封じていくとのことだ。ラインアウトについても改善を進めているという。しっかりギャップをとることで細かいミスをへらし、どのシチュエーションでもブラックファーンズよりスピードで上回れるよう準備しているとのこと。動き出しも相手にバレにくいようにダミーも多くして相手を惑わせるようなアタックを意識しているそうである。

四万ほどの観客が入るがどのような気持ちか、という質問に対し、佐藤選手からは「このスタジアムに入ったときにここで出来るんだという嬉しい気持ちとわくわくする気持ちでいっぱいだったが、個人的にはその喜びを楽しむのは練習日まで。当日はいつものテストマッチと思って気負わずにやっていきたい」というプロフェッショナルな面も。「自分の強みであるアタックもディフェンスも常に前に出れるように受け身にならずにやっていくことを意識し、自分達のペースで相手を惑わせられるようにコントロールしていきたい」という意気込みを語ってくれた。「ブラックファーンズ戦で自分たちがどこまで通用するのか見極めて、そこで見つかった課題をW杯までには修正し、W杯ではひと試合ひと試合を集中して、少しでも上に上がれるようにチームみんなで頑張りたい」とのこと。

ラグビーの会場として国内外で有名なイーデンパーク。当日は40000人ほどの観客が詰め寄せ賑わうことが予想される。

GekkanNZスタッフも会場にて引き続き応援を続ける。直前情報はGekkanNZのツイッターやSNSで確認を。

取材・文 GekkanNZ