防犯コラム 第3回【番外編・事故防止】ホリデー前の事故防止対策

防犯コラム 第3回 番外編・事故防止 ホリデー前の事故防止対策 LIFESTYLE

2022年12月号掲載

ホリデーシーズンを前に、ニュージーランド警察主催でシリアス・クラッシュ・ユニットのアンドリュー・フラン シスさんから事故防止についての情報共有会が行われた。事故は楽しい時間を一瞬にして終わらせてしまう。 ホリデーを前に今一度気を引き締め、事故防止に努めるきっかけになるよう、警察からの情報をご紹介する。
※情報は2022年12月現在のものであり、NZ Policeの最新情報をご確認ください。

事故の悲惨さを意識し、交通安全に努めよう

甚大な被害額・医療費、そして何よりも命の危険を避ける

事故防止共有会ではまず冒頭で事故防止のための啓蒙ビデオ上映があった。楽しくパーティーで飲酒した後の事故、酒場での飲酒や違法ドラッグによる酩酊での事故など、要注意なシチュエーションとその結果の悲惨な事故現場、恐ろしいケガの様子や残念ながら亡くなってしまうひとたち、また事故に巻き込まれた罪のないひとたちやその家族の様子などが盛り込まれた内容で、出席者の中には涙するひとも出るようなトラウマティックなものであった。しかしながらこのようなことが起きているのが実際である。事故では被害額や医療費も発生してしまうが、何より命を危険に晒すことは避けたい。道路上ではお互いに寛容さも必要だが、今一度事故というものが引き起こす悲惨さを胸に、コミュニティ全員で助け合い、ホリデー中も引き続き安全運転に努めよう。

事故防止のための啓蒙ビデオ上映
楽しくパーティーで飲酒した後の事故、酒場での飲酒や違法ドラッグによる酩酊での事故など、要注意なシチュエーションとその結果の悲惨な事故現場

同調圧力に負けないように、子どもたちと話そう

飲酒、ドラッグにはNOと言えるように

若いドライバーたちの事故は深刻で、特に一台にたくさん若者が乗っている車の事故率は高いとされている。ドラッグの誘い、運転するのにお酒を勧められる、カーチェイスのような危険運転に誘われるなどが起きている。同調圧力を受けても断るよう子どもたちに話すこと、教育していくことが重要だとSADD(Students Against Dangerous)のアンさんサンドラさんたちと話し合った。家庭で安全運転についてしっかりと子どもたちと話し、大切な命を守ろう。

若いドライバーたちの事故は深刻

命を救うシートベルトの重要さ、
チャイルドシートやエアバッグの正しい知識を

シートベルトは必須 !

シートベルトをしていなかったために失われた命のエピソードが数多く語られ、という標語とともに重要性を再認識しようと語られた。

チャイルドシートを正しく取り付けよう

チャイルドシートを後ろ向きで助手席に取り付け、事故の衝撃を与えた場合に起きる状況についてビデオで説明を受けた。エアバッグが爆発的な勢いで発動してチャイルドシートの後ろを押し、子どもが座るスペースは座席とチャイルドシートで潰される状況に。チャイルドシートを安全に正しくつけることで、赤ちゃんや子どもたちの命を守ろう。

エアバッグが爆発的な勢い

事故の悲惨さを変えるスピード、
遅くすることで被害を和らげることができる

実際の事故現場から学ぶ高すぎるスピードの危険性

スピードによって被害の甚大さが変わる様子を、事故現場の写真を見ながら説明を受けた。ぜひ参考にし、制限速度をしっかり守り、天候や道路状況が悪い場合はスピードを落として事故を防ごう。

90km/hrでの事故の様子。
90km/hrでの事故の様子。車体が大破し、原型をとどめていない。失われた部分も大きく、高確率で致死的なダメージが生じる。
50km/hrでの事故の様子。
50km/hrでの事故の様子。車体が一部大きく損傷し、同乗者や運転手への深刻なダメージが予想される。
30km/hrでの事故の様子。
30km/hrでの事故の様子。被害は自分の車のフロント部分、相手の車はリア部分への損傷にとどまっている。

気をつけるべき危険要素

疲れ、疲労
年末年始の忙しさや近年の人手不足により疲れが溜まっているひとも多 いが、疲労状況によって過酷な事故も引き起こされている。疲れていると きは自分のためにもコミュニティのためにも休息を取り、運転は控えよう。

携帯電話などによる注意散漫
携帯電話による音楽再生操作のためにブレーキを踏み忘れ、多重事故を起こすトラックの事故動画の共有が行われ、運転中は運転に集中する重要さが再認識された。

車のメンテナンス不足
会場にはすり減ってダメージを受けたタイヤも展示された。タイヤやブレ ーキ、オイルやワイパーなど、車のコンディションに不安があるなら旅行 などの前には車に不備がないかメカニックのチェックを受けると安心だ。 

アルコール
ニュージーランドは少量のアルコール検出なら運転を認められているが、 個人の体質によっては少量のアルコールでも検出値だけでなく運転能力 にも多大な影響を及ぼす。「飲んだら乗るな」という日本の標語に従い、 アルコールを飲んだら運転は控えたほうが良いと言えるだろう。

薬、ドラッグ
医師に処方された薬にも運転前には注意しよう。運転だけにかかわらず、 禁止されている違法ドラッグへの誘いにはもちろんNOを!

すり減ってダメージを受けたタイヤ

事故を起こしてしまった、事故に巻き込まれたときにどうすべきかなど、
NZ Police のウェブサイトで気になることを調べておこう!
https://www.police.govt.nz

取材・文 GekkanNZ

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