路上の安全を守るためには

ニュージーランドの防犯情報LIFESTYLE

ニュージーランド警察は路上での死亡や被害を減らすことに尽力しており、関係機関と連携して交通安全に取り組んでいます。路上の安全を守るためには、皆様の協力も不可欠です。

ニュージーランドの交通ルールは左車線走行の右ハンドルで、日本と同じように見えますが、違いも沢山あります。

まず第一に、横断歩道を使わないで道路を渡り事故に遭った場合、運転者の責任は問われない場合があります。したがって、横断歩道や信号機を使って道路を渡ることが非常に重要です。小さなお子様のいる保護者の方は、一般道以外の場所でも細心の注意を払いましょう。お子様がドライブウェイや駐車場で遊んでいる際、運転者が気付かず車に巻き込むケースも起きています。

次に気を付けなければならない点は、ニュージーランドでは、運転を学ぶのは自動車学校ではなく一般道であるということです。運転技術が未熟なドライバーが、あなたの近くを走行しているかもしれません。道路を渡る際には、たとえ歩行者側が青信号でも(もしくは横断歩道上でも)注意を払い安全を確認してから横断しましょう。

運転または乗車する際のシートベルト、チャイルドシートの着用は法律で義務付けられています。適切に着用すれば、衝突時に死亡または重傷を負う可能性が前部座席では60%、後部座席では44%減少すると言われています。

飲酒や薬物使用後の運転は、死亡事故の約3分の1の原因となっています。 飲酒後の運転が安全か合法かについて少しでも疑問がある場合は運転を控えましょう。たとえ少量のアルコールでも運転に影響を与える可能性があるため、飲酒した場合は運転すべきではありません。

衝突事故は、原因が何であれ、走行速度により結果が変わります。 走行速度が遅いほど衝突時の被害が少なくなります。走行速度は、死亡事故になるか、負傷するか、あるいは無傷で済むかどうかを決める唯一かつ最大の要因となります。

運転中に事故に遭い、重傷者がいる場合は111番に通報願います。大きな怪我をしていない場合でも誰かが負傷した場合は、できるだけ早く、遅くとも事故後24時間以内に警察に通報しなければなりません。誰も怪我をしていない場合は、できるだけ早く、遅くとも事故後48時間以内に、名前、住所、プレートナンバー等の情報を相手方と交換する必要があります。

最後に、自転車に乗る際、走行は基本車道になります。優先道路の規則、道路標識に従いましょう。走行の際のヘルメットは義務となってますので着用を忘れずに。

身近なトラブルに関する問い合わせは
ニュージーランド警察(エスニックサービス)まで

遠藤 貴司 – Takashi Endo(Ethnic Liaison Officer)
E-mail: ethnicauckland@police.govt.nz

遠藤 貴司 - Takashi Endo(Ethnic Liaison Officer)