庭づくり基本のキ「手間をどれだけかけられるか」

園芸家が見つけた季節のたより 花と野菜と庭と LIFESTYLE

2022年4月号掲載

「庭づくりってどうやるの?」ってたまに聞かれることがある。これ、〇〇風などのスタイルやデザインから考えるって思われがちなんだけど、実はとっても大切な前提があるのだ。それは「どれだけお庭に関われるか?」ってこと。

素敵なガーデン雑誌を見て夢みて、ああこんなお庭が欲しいとか、誰だってそう思う。かく言う私もそう! もちろん、庭をどのように使いたいかも大切だ。でもね、どれだけお庭のメンテナンスを楽しんでできる時間を割けるか、これ案外重要なところ。だってお庭を眺めるたびに「水やりが」「芝刈りそろそろしないと」「生垣が乱れてきた」「雑草が」なんてストレスを感じていたら、楽しみが苦になっちゃう。

水やりがあまりいらない多肉植物&サボテンのwater wise gardenの一例

庭作業できるのは週末だけ、平日もたまにできる、毎日ガンガンやりたい!などなど色々な状況があるだろう。手間がかけられないんだったら、年に一度切り詰めるだけの簡単な手入れのものを選んだり、環境にあった植物(苗を購入する時に確認してね)を多く選んだり、誰でも単純に管理できる庭にしておいて業者にケアをお願いするのもよい。近所の木々や公園を借景にして自分の庭は至ってシンプルにするってのも1つの方法。もし時間も情熱もたっぷりあるんだったら、色々な宿根草が咲き乱れるボーダーガーデン、キレイに刈り込まれた生垣などを組み合わせても素敵だ。その前提の上で、リビングと調和するお気に入りのスタイル、どのように庭を使いたいか、導線などを考えていく。庭って本来楽しむもの。自分に合わせて無理がないのが一番だ。

Naomi Goto Garrett
Naomi Goto Garrett
五嶋ガレット直美

日本でガーデンデザイナー、イラストレーターとして活動。
園芸雑誌や新聞へのコラム執筆、デザイナー向け講演も行う。
現在クライストチャーチ近郊に在住。

【ブログ】naomigarden8.com

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