厳しくなりつつある移民政策と世界の現状これからの仕事の選択肢とは

介護学 / HealthcareIMMIGRATION

2022年8月号掲載

ビザエージョントによるニュージーランドビザ最前線

移民政策は、今までにも増してスキルのある人材の確保に力を入れ始めました。今回はニュージーランドだけでなく、世界的に人手が不足している分野についてご紹介します。

保育学(ECE*)

ニュージーランドは幼児教育先進国とも呼ばれています。小さい頃から英語はもちろん、多文化環境で過ごす、遊びをベースに「自分で考える力」を育てる、子供の意思を尊重するなどに重点を置いています。ECE教師は新しい不足職業リスト「グリーンリスト」にも載っており、まだまだ需要があります。ECEコースの入学にはIELTS7.0の英語の壁がありますが、実際の職場で先生同士、また多国籍の子供達とのコミュニケーションが必須と考えたら納得できます。先生としても、たくさんのことを学べると思います。

介護学(Healthcare)

介護に加えてメンタルヘルスやリーダーシップについても学びます。たくさんのコミュニケーションを通して、患者や入居者をサポートする環境は、自然と英語も上達すると思います。日本と同じく、ニュージーランドでも介護分野での人手はかなり不足しています。仕事を見つけるチャンスは多いかもしれません。

建設管理学(Construction Manager)

現在、ニュージーランドでは次々と開発が進んでおり、新しい家や商業施設が建てられています。需要が高いのは一目瞭然です。また日本と比べて、建設関係の給与はかなり良く、資格を持っているとさらに有利です。マネージャーになるとコストの計算や材料のオーダー、お客さんや業者さんとのコミュニケーションや、各現場で指揮する立場になります。屋内で働くのが苦手な方にはぴったりかもしれません。

よく「ワークビザ、永住権に繋がる職業は何ですか?」というご質問をいただきます。それもひとつのガイドになりますが、その目的のためだけに自分の時間・費用を使うのは正直賛成ではありません。まずは自分の「経験」や「興味」を考えて選ぶのをおすすめします。

また、どの分野においても多国籍文化について学べるのは、ニュージーランドならではかもしれません。

◆この記事はLIA202000070 Mona HUANGが作成したものを翻訳したものです

eika minami
Eika Minami
南 栄華

永住権やワーク、パートナー、起業等あらゆるビザのサポートをするハンナコンサルタント代表。
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