旬を楽しむ、ヘルシーレシピvol.7 日差しの強いニュージーランドでは必須

旬を楽しむ、ヘルシーレシピGOURMET

 2022年2月号掲載

 ニュージーランドでも、季節折々の旬の食材を楽しみたいもの。今だから食べたいレシピをお届けします。

日差しの強いニュージーランドでは必須

日焼け肌を癒す抗酸化作用の宝庫

夏といえば、真っ赤に熟れたトマトが目を引きます。トマトには、日焼けした肌を癒すのに重要な働きをする抗酸化作用が高いビタミンCやE、ベータカロチンが豊富に含まれています。さらにベータカロチンの2倍、ビタミンEの100倍とも言われる強力な抗酸化作用のあるリコピンも含まれています。あの真っ赤な色の正体はリコピンなので、未完熟の青みがかったトマトは室温で熟成を進めてリコピン量を増やしてから、召し上がるとよいですね。リコピンは加熱したり油と共に食べることで、吸収率をグンと高めることができます。

「出盛り期」のトマトスープ

ほかの時期よりも「うま味と栄養価が増し、価格が下がる」期間を「出盛り期」と言います。この時期の食材はシンプルな料理法でも十分な味わい深さを楽しめます。今回はよく熟れたトマトを使ったスペイン生まれのおふくろの味「ガスパチョ」をご紹介します。このスープはパンと夏野菜をピューレ状にして冷たい状態で楽しむのが定番ですが、室温でも温めて頂いてもなかなか良いものです。免疫力を下げないためにも夏でも胃腸を冷やさないのは大切ですね。

出盛り期野菜を丸ごと味わうガスパチョ

材料

完熟トマト:2個(300g)
赤パプリカ:1個
キュウリ:1/2本
タマネギ:中1/3個
ニンニク:1かけ
水:50ml
オリーブオイル:大さじ2
塩:小さじ1/2
バゲット:2切れ
ワインビネガー(お酢):大さじ1~2
パプリカ:小さじ1/2
クミン:小さじ1
黒コショウ:適宜

作り方

❶すべての材料をブレンダーに入れてピューレ状にする。
❷味を調えて器によそり、完成!
*お好みで分量外のオリーブオイルやハーブを加えてもすてきですね。

 ひとくちメモ

分量の水の代わりにボーンブロススープやブロスパウダーを使えば、良質のたんぱく源もとれる滋養の高いスープに!
バゲットの代わりにごはん(80g)を入れたら夏のリゾットにも大変身!

Kuniko Maruyama
丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ

栄養指導回数は1万回以上。メタボ・アンチエイジング・健康寿命延伸・肌荒れ・便秘・生理痛など幅広く対応し、生活を少しずつ工夫しながらの個別プログラムはメンタルまで元気になったと定評がある。

【Web】www.umamilife.net
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