アオテアセンターで行われた「ミケランジェロ展」へ!

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初めまして、こんにちは!GekkanNZ スタッフのらんです。

先日、Aota Centerの展示「Michelangelo – A Different View」に行ってきました。

皆様も「ミケランジェロ」という名前と、「アダムの創造」は見たことがあるのではないでしょうか。

『アダムの創造』
▲『アダムの創造』

「アダムの創造」は地上で最初に創られた人間と神様が指を合わせている構図の、日本でもとても有名な絵画です。

この絵は実は一枚絵ではなく、長ーーい天井画の一部分だって知っていましたか?

展示の様子
▲展示の様子

今回の展示はこの天井画の複製画をより近くで眺められるということで、“A Different View”という名前が付いており、この天井画以外にも有名な「最後の審判」等を含めた約50枚の絵を間近で見ることができます。専用のQRコードを読み込めば自分のスマホで各作品の解説も聴くことができます(解説はもちろん全て英語なので、リスニング能力が試されますが……)!

ミケランジェロは彫刻家であり、画家であり、建築家でもあり、詩人でもあり、レオナルド・ダヴィンチと同じく多才な芸術家でした。どの分野でもそれぞれ傑作を残しており、絵画の分野での代表作といえばこの礼拝堂の天井に描かれた天井画と、礼拝堂の奥に位置する「最後の審判」であるかと思います。

縦40m、横13mもある天井画は完成まで4年かかったとされています。天井に絵を4年も描き続けるなんて想像しただけで首が痛くなりそうですが、気難しい性格のミケランジェロは作品の制作中に助手を全員クビにしてしまったので、ほぼ1人で全ての絵を仕上げたそうです。加えて、彫刻を主軸に置きたかったミケランジェロとしては元々あまり乗り気でないままこの仕事を引き受けたんだとか。

乗り気でない仕事をたった一人、首を上に向けたまま4年間……。天才の所業は凡人の私の理解を遥かに超えていて、(嫌々描いたのか……このクオリティで……)と呆然と各絵画を眺めてしまいましたが、そんな凡人でも天才の作品を近場で眺めることができる機会があるのはありがたいことですね。

今回私が行った「Michelangelo – A Different View」は2月13日までの限定展示でしたが、Aota Centerでは時期によって他にも色々な展示が行われています。センター内のKiri Te Kanawa Theatreは2013年末にNZのエンターテインメント施設(EVANZ)賞の第1回ベスト・ミディアム会場を受賞したこともある、舞台芸術とイベントのために建設されたニュージーランド最大級のセンターなんです。屋内なので雨の日でも暑い日でも快適に楽しめますし、気になっていた作品がNZで見られるかも⁈

興味のある方はぜひ、Webサイト等をチェックしてみてください。

らんでした!

<参考> Aota Center
https://www.aucklandlive.co.nz/venue/aotea-centre