IS信奉者が刃物テロ。問われるテロ対策と難民認定。

9月3日午後2時40分ごろ、オークランド、ニューリン地区のスーパーマーケット内で、32歳の男が刃物で買い物客を無差別に刺す事件が発生した。7人が負傷し、そのうち3人は重症を負った。犯人の男は、イスラム過激派に共鳴しているとして警察の常時監視対象になっており、直ちに駆けつけた私服警官によって射殺された。

男は、2011年に学生ビザで入国したスリランカ人で、その後難民申請するも却下。2013年に不服申し立てが通り、難民認定された。その後、SNSのテロ関連投稿に監視対象となるほか、テロ関連の罪状で逮捕されるなど、男はイスラム過激派に傾倒していき、違法行為を繰り返したことで2019年に難民資格が取り消された。男は、直ちにこの処分に不服申し立てをし、その決定が出ないうちに凶行に至った。

この事件の経緯から、難民認定の適切さや、危険人物と特定されながら国外退去処分しなかった事情、事件の防止ができなかったかなどの問題点が浮き上がった。

参照:ヘラルドニュース(英語原文)
https://www.nzherald.co.nz/nz/auckland-mall-terrorist-attack-lone-wolf-isis-supporter-identified-as-sri-lankan-refugee-ahamed-aathil-mohamed-samsudeen-prime-minister-jacinda-ardern-responds/ZKP4IST56NJWH3SPNM5GNF7XI4/


https://www.nzherald.co.nz/nz/auckland-mall-terrorist-attacker-ahamed-aathil-mohamed-samsudeen-spoke-of-anzac-day-knife-attack-making-a-bomb-according-to-flatmate/DCQAJKXRXYD2FQ23MDZ7YGKXNQ/