「信号機システム」スタート、分かれる対応

新型コロナウイルス感染対策の新たな枠組みである「信号機システム」が今日から始まった。警戒レベルが高い「レッド」指定は、オークランド以北と北島中・東部で、それ以外の全土が中程度の警戒レベルの「オレンジ」に指定された。

各レベルにおいて、ワクチンの完全接種を条件に規制が従来より緩和されており、ビジネスの営業やイベント開催の可能性が拡大する。その一方、ワクチン完全接種を採用しない場合は、むしろ制限が強化される。

このため、多くの接客業や飲食店、その他の施設が、今日から来場者にワクチン接種証明の提示を求めるようになった。しかし、これを採用せず、屋外席やテイクアウトのみの営業とした飲食店もあり、対応は分かれた。

また、自治体でもオークランドやウェリントン、クライストチャーチなどでは、図書館やブールなど公共施設の利用にワクチン接種証明が必須となったが、南島のオアマルではマスク着用のみで接種証明の確認はしないという。インバカーギルも当面はワクチン接種の有無で区別をしないなど、自治体においても対応が分かれている。

<参照>(英語原文)
RNZ News
https://www.rnz.co.nz/news/national/457053/councils-split-on-requiring-covid-19-vaccine-pass